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雪に覆われた森の中は、一見、何もなく暗い雰囲気のように思えますが、落葉樹の森の冬は木の葉がすべて落ちてしまうので実はとても明るく開放的です。薮も雪に覆われてしまうことから、とても見通しが良くなりたくさんの動物や植物たちが冬でも生活している痕跡が見つけやすいのです。雪の上とは言え、普通に歩けば1時間程度で歩ける数kmのところを、夢中になって見て、聞いて、想像を楽しんでいるうちにあっという間に2時間以上が経っていました。始めは遠くから眺めているだけでしたが、次第に手にとり、触ってみたり、匂いを嗅ぐときもありました。見るだけのアニマルトラッキングではなく、五感をフルに使い楽しむことができました。 |
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今回のアニマルトラッキングでは、カモシカの森の生活の様子をたくさん見ることができました。足跡に始まり、糞、食痕など。足跡をたどって行くと、1本の低木の周りに足跡が集中していました。よく見ると、木の芽がカモシカによって食べられたことがよく分かりました。このような生活の痕跡を観察しながら、カモシカの生活の様子を想像し楽しむこともできたのです。カモシカは日本の天然記念物に指定されていますが、最近では植林した若木や樹皮を食べて木を枯らしてしまうことなどから、駆除の対象となってしまう地域も多くなってきています。 |
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玉原高原のブナ林は、関東でも最大級のブナ林です。東京からでも、2時間程で行ける場所にこんなに素晴らしい森や自然が残されているのです。3月にはネイチャースキーが開催されますので、ぜひ一緒に楽しみませんか。 |
□レポート:津南キャンプ場教室担当 鈴木 英行 |
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