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アウトドア教室レポート2003

掲載日:2003/02/27
MUJIアウトドアクラブ主催
「冬〜春のアウトドアイベント」レポートNO.2

冬の風物詩・ワカサギ釣り

開催日:2003年2月8日(土)
所:群馬県富士見村赤城大沼
師:曽山 泰雄 氏
□□□(赤城大沼漁業共同組合員)

  1月には全面氷結し、シーズンを迎えた赤城山頂上、大沼のワカサギ釣り。早朝まだ日の昇りきらない薄暗い中、遠くに見える氷上ではすでに冬の風物詩を楽しむ人々が見られます。参加者の皆さんも十分な防寒対策をされて来られたようで、集合場所の駐車場では元気に車から出て、心地よい朝の冷気を開催前から楽しんでいらっしゃるようでした。 普段は赤城おろしが吹き荒れることで有名な氷上も、この日は防風テントがいらないくらい穏やかで、一番冷え込む早朝でも比較的温かく−2.3℃。1日中テントから出たまま、周りの展望を楽しみながらゆっくりと釣りを楽しむことができました。


●「冬の風物詩・ワカサギ釣り」開催の様子をご覧ください。●



雲ひとつない青空のもと、稜線がくっきりと浮かび上がった赤城の山々の眺めは最高です。


  総面積80haもある広い大沼でも、釣れるポイントは日ごとに変わります。ワカサギは回遊魚で、朝夕に群れをなして回遊します。その群れを「タナ」と呼び、当たりのありそうなタナを探すことが釣果を得るために重要となります。今では魚群探知機があるので、比較的タナを見つけやすくなっているとか。講師の曽山さんも探知機で魚影を探し、当たりがないと判断すると、参加された皆さんと共にポイントを変えながらアドバイス。初めての方が多かった今回は、道具ひとつひとつが珍しく防風テントやアイスドリルで氷に穴をあける作業やひとつでも新鮮な驚きがあったようです。



厚さ50〜60cmほどある氷を掻き出しながら穴をあけます。気温が上がったためか、時折雷のような氷のきしむ音が聞こえました。
 



ワカサギを釣るコツは竿先をリズミカルにしならせ、エサが生きているように見せるのです。



普段の赤城大沼だと必需品の防風テントですが、当日は風も穏やかでテントから出て釣りを楽しめました。


  ワカサギの当たりは繊細でタイミングを合わせるのが難しく、実釣開始後に慣れないせいか、なかなか当たりが見られません。講師の曽山さんがひとりひとりに誘い方のコツを伝えていくと、「きたっ」とうれしい声が聞こえてくるように! あせる気持ちを抑えつつ糸を引き上げると、透き通ったきれいなワカサギが顔を見せてくれました。待望の姿が見られると、当たりへの期待が一気に高まり、周りの皆さんも負けじと揺れる竿先に集中します。



今回のイベントで初めて釣れた記念すべきワカサギです。苦労してつり上げただけに喜びもひとしお!
 



透き通る魚体が美しいワカサギ。残念ながら、今回は大漁とはいきませんでしたが、全員を楽しませてくれました。


  今回、釣りを楽しむには最高の陽気のもと、参加者された方全員がワカサギ釣りの雰囲気とテクニックを会得し、思い思いに楽しまれたようです。途中スタッフ特製の温かい豚汁と、実際に釣り上げたワカサギをその場で調理し、天ぷらとフライを味わいました。



釣り上げたワカサギをその場で天ぷらやフライにしていただきました。やっぱり揚げ立ての味は格別!
 



素晴らしい赤城山の眺めとともに、アツアツのワカサギを、存分に堪能していただきました。


  来年こそは食べられない位のワカサギを釣り上げたいですね。またぜひ皆様と冬の風物詩を楽しみたいと思っておりますので、来年もたくさんのご参加をお待ちしております。

レポート:津南キャンプ場教室担当 末岡 寛隆



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