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アウトドア教室レポート2003

掲載日:2003/03/07
MUJIアウトドアクラブ主催
「冬〜春のアウトドアイベント」レポートNO.3

速戦!フライタイイング

開催日:2003年2月15日(土)
所:株式会社良品計画
□□□:(東京都豊島区東池袋)
師:佐藤 盛男
□□□:(ジャパンフライフィッシャーズ会長)

  時よりの暖かな日に春の訪れも感じられるこの頃、あちらこちらで渓流釣り解禁のお知らせが聞かれますね。タックルの手入れをしながら、渓流に思いを馳せている方も多いのではないでしょうか。タイイング教室もこの季節の恒例となり、ここからタイイングの面白さに気付いた方も多くいらっしゃいます。魚が食い付く綺麗な毛鉤を巻くことも目的ですが、水生昆虫のライフサイクルを知れば、おのずと毛鉤の選択に迷うこともなくなり、面白さも倍になります。


●指先に集中!「速戦!フライタイイング」の様子をご覧ください。●



毛鉤ひとつを取っても魚からの見え方やアプローチの仕方まで釣り上げる為の要素は様々。
 


ホワイトボードを使い毛鉤の細かいプロモーションを解説、参加者の皆さんも真剣に聞き入っています。


  イベントは開催前から談笑に始まりそのままスタート、やはり同じ趣味を持つ者同士、気が触れ合うのも早く、自己紹介でも各々良く行くフィールドの話が出てくる程でした。教室は実際に巻いている毛鉤がどのような昆虫を模して、使える季節、アプローチの仕方を解説。参加者の皆さんもタイイング解説本などではなかなか理解できなかった事柄を納得されたようで、講師の佐藤さんの言葉を一言一句もらさないよう持参のノートにポイントをメモしています。



様々なマテリアルを駆使して毛鉤を作りますが、色合いひとつでも初めは頭を悩ませます。
 



講師の佐藤さんのフライボックス。何種類もある毛鉤を季節やステージに合わせて使い分けます。


タイイングの合間には、佐藤さんの秘テクニックを紹介。この日は、たまたま会場近くの手芸店で購入されたカラフルなフェルト素材を出し、ダビング材の代用品として紹介。フライ専門のマテリアル店で同じ量が10分の1の値段で代用出来てしまいます。タイイングには、絶対にこの材料でなければいけない事はなく、このように工夫し、川で実戦する事も楽しい作業です。



まずは講師の佐藤さんの実演を間近で見てから巻きます。微妙な指使いに注目です。
 



談笑をしながらも巻いている時ばかりは指先に集中します。1本巻き終わる事に吐息がでます。



新しいパターンを習得する為、参加された鈴木さん(奥)とタイイングは始めたばかりという石坂さん(手前)。
 



CDCピューパなど数種類のパターンを巻きました。巻けるようになるには、繰り返し練習あるのみ!


休憩を取ることも忘れて、様々なフライパターンを習得、予定時間を大幅に延長するほどでした。フライ仲間とともにタイイングの理解が深まった参加者の皆さんは、充実した1日を過ごされたようです。最後には、今回知り合った仲間たちと、解禁後の川で再会することを約束するほど親交も深まったようです。フライフィッシングは、魚との駆け引きももちろんですが、新しい仲間たちと出会えることも魅力のひとつ。これからもいろいろなフライイベントを計画しますので、たくさんのご参加をお待ちしております。

レポート:津南キャンプ場教室担当 末岡 寛隆



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