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キャンプ場最新情報 2006 掲載日:2006/06/30

津南キャンプ場便りNO.6

生き物たちが季節の移り変わりを教えてくれます

  この時期の津南キャンプ場は例年梅雨の真っただ中なのですが、今年は雨がほとんど降っていません。山菜のシーズンも終盤をむかえ、季節は春から夏へと移行中のようです。降雨はなくとも、アジサイが咲き始めていたり、カエルが産卵の時期を迎えていたり、動植物たちからは季節の移り変わりを感じることができました。

  今回の最新情報では、この時期出会えるキャンプ場周辺の動植物をご紹介します。







えさ釣り池から流れる水路にたくさんのおたまじゃくしが泳いでいました。3、4週間するとおたまじゃくしが成長して、梅雨の代名詞であるカエルたちで賑わってくることでしょう。
 


モリオアオガエルの卵です。薬師湖脇の水辺にたくさん産卵していたようで、確認できただけで7個の産卵跡がありました。




キャンプ場へと上る連絡道路脇にはエゾアジサイの花が咲き始めています。まだ咲き始めで、あと1週間ぐらい経つとピークを迎えそうです。
 


センターハウス裏のアジサイです。こちらはもう満開で、たくさんの蝶や昆虫がカメラにも気づかず、夢中で蜜を吸っていました。




山伏山の裏側には残雪が見られ、雪が溶けたばかりの所ではまだ「タラノメ」が採取できます。ここでは季節がまだまだ早春のようで、気温も8度しかありませんでした。
 


山伏エリアの道路を歩いていると、脇にツツジ科の花々をたくさん見つけることができました。




山伏山から湧き出る水は、水温が9度しかなく真夏でも手がかじかむほどの冷たさです。名水100選に匹敵するほどのおいしさで、地元や県外の方が汲みにくることもあります。岩陰にはマダラカゲロウが隠れていました。



 「梅雨」と聞くと湿気と雨の嫌なイメージが浮かんでくることが多いですが、雨あがりの空は空気が澄んでいて、写真を撮ると景色がとてもきれいに写ります。そんな夜は、星もいつもと違った表情を見せてくれます。雨具に長靴を履き、カメラを片手に自然観察に出かけてみませんか。夏にはない、きっと今しか見ることができない景色に出会えることでしょう。



レポート:津南キャンプ場スタッフ 太島 吉秋



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