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キャンプ場最新情報 2002 掲載日:2002/06/28

動植物最新情報NO.5/南乗鞍キャンプ場
「キセキレイのひな鳥が元気に育っています」

巣の中にいる元気なひな鳥たち。大きな声で鳴きながら、親鳥の帰りを待っています。

 

  標高1600mに位置する南乗鞍キャンプ場では、レンゲツツジやタニウツギなどの高原植物のほかに、鳥や動物たちも姿を見せてくれます。つい先日も、センターハウス隣にある作業場で、「キセキレイ」の巣を見つけました。セキレイの仲間で腹から胸にかけて黄色で、いつも尾を上下に動かしているのが特徴です。キャンプ場内、およびその周辺でよく見かけることができますよ。



餌を口に加え、運ぶ親鳥


レンタル棟の屋根で、餌をくわえている親鳥。作業中のスタッフを警戒し、いなくなるのを待っていたようです。

  鳥たちを驚かさないようにそっと近づいてみると・・・。いました! 巣の中には2羽のひな鳥が親鳥からの餌を待っているのか、元気良く鳴いています。これまでキャンプ場の空を飛んでいるのは良く見かけましたが、巣を見つけたのは初めてです。しばらく観察していると、2羽の親鳥が何度も、何度も餌を運んできて、大きな口を開けて待つひな鳥に食べさせていました。

キセキレイ(成鳥)


場内で見ることができます。標高が高い場所や川の上流を好み、巣を作る習性があります。

  ひな鳥が大きくなり空へ飛び立つまでは、巣はそのままにして見守っていこうと思います。キャンプ場とその周辺では、これからさらに多くの鳥や動物たちが姿を見せるようになります。もしキャンプ場内や周辺で動物や鳥の巣を見かけても、触ったりしないでそっとしておいてくださいね。

レポート:南乗鞍キャンプ場スタッフ 市原 秀久



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