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キャンプ場最新情報 2002 掲載日:2002/09/12

動植物最新情報NO.7/津南キャンプ場
「秋の味覚が間もなく最盛期を迎えます」

  「食」、「収穫」、「芸術」、「スポーツ」、「読書」・・・etcと、さまざまな形容がぴったりの秋。ここ津南キャンプ場では、暑い夏がようやく通り過ぎ、最高気温も25℃前後と過ごしやすい気候になっています。同時にヤマブドウや栗、アケビなど、さまざまな秋の植物が実り始めます。この時期お楽しみいただける植物をご紹介するとともに、それらを使ってキャンプ場でも手軽にできる料理や下ごしらえの方法などもお届けします。「実りの秋」、「食の秋」の両方を、ぜひ津南キャンプ場で満喫してみませんか?




間もなくお楽しみいただける秋の味覚はこれ!

「ヤマブドウ」



  秋の味覚を代表するもののひとつです。キャンプ場では場内の至るところで見ることができます。年によって収穫量に差はありますが、今年は天候に恵まれたためか量、質ともに良いようです。場内を歩いてみて、もし見つけたらまずはそのまま生で頬張ってみてください。ヤマブドウ特有の甘さと酸味が、口の中いっぱいに広がります。

ちょっとの工夫で、秋の味覚を存分に堪能!

「ヤマブドウジャム」
材料
ヤマブドウ適量
有るようでしたらキルシュワッサー少量。砂糖はお好みで加減してください。

1. ヤマブドウの果実(皮は取る)に砂糖を加え、弱火で煮ます。
2. 焦げつかないように、木べら等でかき混ぜながら約20分煮詰めます。
キルシュワッサーを数滴加えると、香りが強くなり、風味が良くなります。
3. 20分も煮詰めればキルシュワッサーの香りが漂う、美味しいジャムの出来上がり。

  アツアツのままフレンチトースト等につけて食べてみてください。キャンプ場での朝食には最適です。パンケーキやヨーグルトとも相性が良いので、ぜひお試しください。



「くり」



  毎年、キャンプ場へ登る道脇の山栗を楽しみにしていらっしゃる方も多いと思います。キャンプ場から少し足を伸ばすと、至る所に山栗の木を見ることが出来ます。市販のものに比べ粒が小さく、甘みが強いのが特徴です。ヤマブドウ同様、見つけたら鬼皮と渋皮をむいて生でかじってみてください。きっとその甘さに驚きますよ!

ちょっとの工夫で、秋の味覚を存分に堪能!

「くりご飯」
材料
くり(米3合に対して目安は10個200g位)、米(人数×1合)、醤油、塩、酒、砂糖、水

1. 皮をむきます。(粒の大きい物は2〜3個に切り分けてください)
2. 米は洗って1時間くらい水に浸けておきましょう。
3. 水(カップ3.3杯)に醤油(大さじ1.5)と塩(小さじ0.4)、酒(大さじ2)、砂糖(小さじ1.5)を入れたものとくりをあわせて米と一緒に炊きあげます。
※約6人前の分量です。
4. 炊き上がったら、蒸らすのをお忘れなく。

  秋の味覚「くりご飯」の完成です。キャンプ場で作る秋の代表的なご飯の味は格別です。

下記はくりのむき方のコツです。ぜひ参考にしてみてください。

  熱湯に入れて、熱いうちにむく、もしくは前日より水に浸けておきやわらかくしてからむきます。むいたくりは水に浸けておきます。鬼皮と渋皮はしっかりとむいて下さい。



「あけび」



  各地の山地や沢、原野等に多いつる状の多年生植物です。9月も半ばを過ぎると、キャンプ場のいたるところで採ることができます。秋には皮が割れ、中に半透明の熟した実が出てきます。口に含んだ時には、他の果実にはない甘さを味わえます。あけびは秋に熟す実のみ食べられると思われがちですが、実は春の若芽や果皮も食べることができます。果皮はズッキーニやナスの代わりにも使え、さまざまな料理に応用できます。ぜひキャンプ場で、あけびをまるごと味わってみませんか?

ちょっとの工夫で、秋の味覚を存分に堪能!

「あけびのラタトイーユ」
材料
アケビ1個、ナス4個、熟したトマト2〜3個、ピーマン4個、玉ねぎ小1個、シメジ、
マイタケ、パセリ、オリーブオイル(大さじ8杯)、バジル、タイム、ニンニク、月桂樹

かなり長い時間煮込みますので、野菜類は少し大き目に切ってください。あらかじめ材料は切っておくと、すぐに作業にとりかかれて便利ですね。

1. ナスを炒める。熱したフライパンにオリーブオイル(大さじ4杯)を入れ、やわらかくなったらざるに移し油を切ります。
2. 厚手の鍋にオリーブオイル(大さじ3杯)を入れて、ニンニクと玉ねぎを炒める。火が通ったら、トマト以外の材料もあわせて炒めます。少したったらトマトの半分を入れてください。
3. 塩少々、バジルとタイムも少々、一緒にローリエを加えて木べらで混ぜながら煮ます。15分後、残りのトマトを入れます。
4. 30分ほど煮て、最後に味を整えます。塩コショウ、レモン、お好みでさらにオリーブオイルを加えても良いですよ。

余れば保存ビンに入れて冷蔵しておけば、1ヶ月くらいは持ちます。保存食としても重宝しますよ。


  これらのほかにも、キノコやキウイフルーツの原種でもあるサルナシ等も本格的に始まります。さわやかな秋風が吹くキャンプ場で、植物観察をお楽しみいただきながら様々な秋を見つけてみませんか。

レポート:津南キャンプ場スタッフ 高橋 亮



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