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アウトドア教室レポート2004

掲載日:2004/03/12
「冬〜春のアウトドアイベント」レポートNO.1

ワカサギ釣り

開催日:2004年3月6日(土)
所:群馬県富士見村赤城大沼
師:曽山 泰雄 氏
□□□(赤城大沼漁業共同組合員)

毎年恒例となりました氷上のワカサギ釣り。昨年に続いてご参加いただいた方も、今年初めての方も、見渡す限り広がる白銀の世界で、のんびりと楽しみました。当りが繊細といわれる赤城大沼のワカサギ釣り。釣果の方は、どうだったのでしょうか!?


  冬の風物詩「ワカサギ釣り」。ここ赤城大沼でも、毎年多くの人々が訪れ、冬のアウトドアスポーツを楽しまれています。今年も「ぜひ一度やってみたかったんですよ。」と言う親子から「今年こそは、束で釣って見せます。」と昨年に続き、意気込んでおられるお友達同士で参加された方まで、さまざまな方にお集まりいただきました。老若男女を問わず、楽しめるのもワカサギ釣りの魅力です。



広い大沼では、ポイント選びが大事。 魚群探知機でワカサギの群れを確認し ます。
 


ワカサギ釣りは、竿も柔らかく、仕掛 けも繊細。まずは十分な説明から始ま ります。


  3月に入り、暖かな気候が続き、雪に覆われていた赤城山にもところどころ、茶色い土が顔を見せ始めました。しかし開催日当日は、朝から雪がちらつき、全国的にも荒れ模様。普段も風の強い土地だけに、完璧な装備を用意された参加者の皆様も開始前は、少し不安げな表情。講師は、昨年に引き続き、赤城大沼漁協組合の曽山泰雄氏にお願いしました。曽山先生曰く、「少し位荒れている方が、良く釣れるものです。」とのこと。詳しい根拠はわかりませんでしたが、長年の経験から分かるそうです。



穴釣りは3月いっぱいまでですが、そ れでも凍りの厚さは、70cm程あります。
 


この日の大沼の気候は荒れ模様。しか し、防風テントの中に入れば、快適な 釣りが楽しめます。



餌に切れ目を入れ、匂いでワカサギを 誘います。早め早めの交換が、良く釣 り上げるポイントです。



  挨拶を終え、早速、湖面へ移動。ソリ付きの防風テントは、湖面を荷物を載せて移動するにも楽々です。風が強かろうが、中に入ってしまえば、快適な釣りが楽しめます。ほとんどの参加者はワカサギ釣りの道具も初めて触った人ばかりなので、まずは曽山先生がお手本を見ながら、ドリルで穴をあけ、糸を穴に垂らします。まだ全員が準備をしている中、突然「釣れたっ」と叫び声が。慣れない作業に戸惑いながら準備をしていた他の方たちも、透き通るワカサギを目にした途端、顔つきも変わり、皆さん一斉にテントの中に閉じこもり始めました。



今年の赤城大沼は、サイズも2年物の 10cm以上のサイズが多く釣り上げられ ているそうです。



この日は、あいにくの天候の為、氷上ではなく、曽山先生のお店をお借りして、ワカサギを揚げました。
 



ワカサギなら、おろす必要もなく、簡単、手軽においしくできるのも魅力。揚げたての味はやはり抜群!



  荒れていた天候も時より晴れ間を見せると、皆さんテントから出て一面に広がる雪原を眺めながら休み、豚汁で身体を暖めました。その後も、終始防風テントの中からは、釣り上げた歓喜の声と逃した悲鳴がそこかしこから聞こえ、それぞれ楽しい時間を過ごされていたようです。


  十分に楽しんだ後は、皆様お待ちかね、釣れたてのワカサギを天ぷらにします。あいにくこの日は、風が強いため、曽山先生のお店でいただきました。何よりこれを楽しみにして来られた方が多いようで、たくさんの笑顔が見られました。


今回ご参加いただいた皆さんです


 





 






  今回、残念ながら釣果はイマイチのようでしたが、赤城山と素晴らしい自然に囲まれながら、楽しい時間を過ごすことができました。来年もたくさんの方と楽しいワカサギ釣りができることを、楽しみにしております。

レポート:津南キャンプ場教室担当 末岡 寛隆



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