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アウトドア教室レポート2004

掲載日:2004/04/09
「冬〜春のアウトドアイベント」レポートNO.2

フライフィッシャーファミリーミーティング

開催日:2004年3月27日(土)〜28日(日)
所:静岡県田方郡修善寺町周辺の河川
ゲスト:佐藤 盛男 氏

今年で4回目となるフライフィッシャーファミリーミーティング。これまでは自然河川を利用した渓流型管理釣り場での実施でしたが、「次回からは自然河川で!!」との強いご要望をいただき、今回はたくさんの渓流に恵まれる伊豆半島の修善寺町をベースとして開催しました。当日は、「春うらら」という言葉がぴったりなほど穏やかな天候に恵まれ、交流を楽しみました。


  私たちスタッフは周辺河川の状況を把握するために、開催日前日からKOA修善寺/ポマトランドさんにお世話になりました。一部、河川工事が行われ、濁りが入っているところもありましたが、その他の河川の状況は良さそうだったので、胸を撫で下ろしました。



同じ屋根の下で、フライ談義に花を咲 かせると、いっそう親密感がわきます。



  今回はコミュニケーションをいっそう深めようという目的もあり、事前にホームページ等で呼びかけていたことから、前泊で参加していただけた方もいらっしゃいました。夕方にはスタッフを含め6名が集まり、イタリア直輸入のワインや、参加者の方がお持ちになられた鹿児島のバーボン風味の焼酎などをたしなみながら、フライ談義に花を咲かせました。



タイイング希望者は、早朝に集合して いただきました。
 


「ここは、こうやってやると上手く行 きますよ」。佐藤先生の手元に目線が 集中します。



  穏やかな朝を迎え、早朝から、おなじみ佐藤盛男先生のフライタイイング教室が行われました。もちろん今日釣行に役立つと予想される虫達を模したフライを巻きます。2時間があっという間に過ぎ、早朝から釣りに出かけられた方も戻られたので、10時から簡単な開会式を行いました。フライマンの旦那さんとフライ初心者の奥さんという構成のファミリーから、毎年ご参加のフライファミリー、ベテランフライマン、お父さんだけフライマンで、お母さんとお子さんはお菓子作りに参加など、さまざまな顔ぶれが揃い、出足から楽しくなりそうな雰囲気でした。周辺地図をみなさんにお配りし、佐藤先生からおすすめの渓流を案内していただいた後、各自渓流へと飛び出しました。



春満開。青空に映える花びらが印象的 でした。
 


「こんなふうにキャストしてみると良 いですよ」。フライはほぼ初めての富 井さん。



フライのチェック? それともウィン ドノットのチェック? 上達を目指し、 ロッドを振る森さん。
 



かわいらしいハヤが釣れました。これ からのステップアップには、良いきっ かけです。



  こちらでご用意させていただいたペペロンチーノにポトフ風丸鶏スープのランチを食べにテントサイトに戻られた方々の表情が思わしくありません。入渓地点が分かりづらく、思うように釣りができなかったとのこと。午後は作戦を変え、佐藤先生が指示する地点にそれぞれ入渓し、後半戦に挑みました。悪戦苦闘されている方もいらっしゃいましたが、ちょっとしたアドバイスで、魚が顔を見せ始めました。連日の気温上昇も手伝い、川はグッドコンディションでした。



まだ本格的な活性ではないので、鏡状 になったプールに魚が居着いています。
 


毎年ご参加いただく北條さん。きれい なアマゴを手にしました。



昨日から、絶好調の中司さん。今日の 調子はいかがですか?
 



野鳥も川にやってきます。時には、手 を休めてじっくりと周りに目を向けて みるのも、楽しみのひとつです。



  テントサイトでは、ダッチオーブンを使ったお菓子作りが行われました。まずは、ブラウニーから。計りなど使わずに目分量で作るお菓子作りに、利奈ちゃんと明日香ちゃんは大喜び。生地を寝かせている間に、焼きリンゴも作りました。リンゴの芯をくり抜き、そこにバターとシナモンシュガーを入れ、ホイルに包むという単純なものでしたが、どこかダイナミックで、子ども達もスタッフも楽しみました。下準備も終わり、いよいよ、ダッチオーブンに入れます。うまく焼けることを願って、オーブンの蓋をし、点火しました。1時間経つころには、リンゴもブラウニーも焼き上がりました。ランチ後は、自由解散としましたので、全員がこのケーキを口にできたわけではありませんが、食べた方はその味に絶賛! 利奈ちゃんと明日香ちゃんに感謝です。ホント、おいしかったです!



こちらが好評のブラウニー。濃厚な味 わいでした。利奈ちゃん、明日香ちゃ んありがとう。
 


お父さん帰って来ないから、先にお昼 いただきまーす。



  夕方、タープを撤収し、まだ釣りをされている方がいるかと思い車を走らせると、まだまだいらっしゃいました。イブニングライズを狙っていたのです。真っ暗になり、車に戻ってこられた時に様子を伺うと、こぼれんばかりの笑みで、生まれて初めての天然アマゴを手にきたとのことでした。私も、喜ばずにはいられませんでした。自分が釣った時以上の感動でした。北條さんの奥様は、フライを始めて4年目にして自然河川で渓流魚を釣り上げられたからです。こんな喜びを分かち合えるのもフライフィッシングの醍醐味。大きさ、サイズ、釣れても釣れなくても、野花、森や川の薫り漂う中で仲間と釣りを楽しむのはいいですね。ぜひみなさんも、フライフィッシングを始めてみませんか。



フライを始めて4年目にして、自然渓 流でアマゴを手にした北條さん。
 


夕日を浴びるカゲロウ。アマゴ達は、 たくさんの水生昆虫を食べて成長する のです。



普段は、湖や海でのフライを主とする 石井さん。久々の渓流はいかがですか?
 



いつも真剣な菊池さん。春のドライフライの釣りはいかがでしたか?

レポート:南乗鞍キャンプ場教室担当 播摩 和之



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