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アウトドア教室レポート2001


MUJIアウトドアクラブ主催
アウトドア教室レポート

教室名: 「津南の草木染め」教室
実施日: 8月25日(土)
実施場所:津南キャンプ場
講師:染織工房 緑風舎 松本英利氏
 最近、屋外で草木染めを楽しむ方が多くなってきているようです。  天然素材で染めるということは、なんとなく難しい印象があるかもしれませんが、やってみると思ったより簡単に、しかもきれいに染める事が出来ます。


 この教室で使った材料は、手軽な素材である綿と、周辺で手に入る草木です。採ってきた葉、枝は細かく刻み、鍋の中に入れます。そして、煮出して漉すという作業を繰り返して染液を作ります。染めやすい化学染料などは使わないで、安全で簡単に楽しめる草木染めを体験していただきました。

 
講師の松本さんは、ご自分で染めた糸を使い、反物を織る染織家です。数年前、ここ津南町に移り住んでいらっしゃいました。   染液を煮出している間、染める素材のTシャツ・ハンカチなどを輪ゴムや縫い糸で縛ります。しめつけられたところは染まらず、きれいに模様として白く(生地の地色)残ります。
     
 植物の持つ色と、繊維を強く結びつけるような仲介役をする液体を「媒染剤」と言います。模様の付け方、染液のつくり方、染め方だけでなく、「媒染剤」による発色の違いも、組み合わせしだいで出来上がりがさまざまです。
     
 
よく煮出した染液に、Tシャツやハンカチを入れ、弱火で煮染めします。むら染めにならないように、時々棒で動かします。   媒染剤を水でうすめ、良く絞ったTシャツ、ハンカチをその中に浸します。20〜30分浸し、きれいな水ですすいで完成です。
     
 
きれいに模様が出ているでしょうか。期待を胸に、生地をいためないよう、慎重に縫いとめた糸を切ります。   真っ白だったTシャツが、風合いのあるやさしい色のTシャツに変わりました。
 
 津南キャンプ場周辺には、たくさんの種類の草木があるので、本当にさまざまな草木染めが楽しめます。特に、季節ごとの植物を選ぶと、染め上がりに季節感のある草木染めをお楽しみいただけるかもしれません。また、「ヨモギ」「ススキの葉」など、皆さまの家の周りにもある植物で染め上げた作品には、“身近さ”を感じていただけたのではないでしょうか? 土地柄や季節を選んで、これからもさまざまな草木染めをお試しいただければと思います。
レポート:津南キャンプ場インストラクター 鈴木英行


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