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アウトドア教室レポート2001


MUJIアウトドアクラブ主催
アウトドア教室レポート

教室名: 「飛騨川でウナギや小魚を捕まえて食べる」教室
実施日: 8月4日(土)〜5日(日)
8月8日(水)〜9日(木)
実施場所:無印良品南乗鞍キャンプ場
講師:森本守氏
高根村を源流とする飛騨川は、ダムができたことにより、流れはもちろん、そこに棲む魚までも変わったようです。しかし、岩魚やアマゴ等の渓流魚をはじめ、アブラハヤ、ウグイ、アカザやカジカ、そしてお目当てのウナギやアジメドジョウなど、まだまだたくさんの魚が棲んでいます。

 
キャンプ場を出発し、朝日村に到着。あぜ道を通り、飛騨川へと向かいます。   昔と今の川の環境変化や、登り落ち漁の仕組みを説明しています。
 
私たちは、夕方に川まで出掛け、2種類の仕掛けを川に沈めました。まさに「翌朝が楽しみ」の川漁です。お子さま達は、目の前を泳ぎ回る魚を無心に追い掛け回し、頭の先から爪の先までびしょ濡れ。川の世界を体感し、お楽しみいただいているようでした。
 
 
実際に仕掛けてあるカゴを覗き、仕掛けにかかった魚を目にします。ピチピチとはねる魚にちょっとびっくり。   大きな針と太い糸、煙幕玉みたいな大きなおもりを結びつけたウナギの仕掛けを手にし、大喜び。
 
今回講師の森本さんが仕掛けたかごは、「登り落ち漁業」と呼ばれる伝統的な漁 法(鑑札が必要)です。この漁法で使われるかごは、一度魚が入ると出られない特殊 な構造になっています。参加者の方々は、「セル瓶」と呼ばれる筒状の仕掛けに練り餌を入れて川底に仕掛けたものと、「オキ釣り」と呼ばれる針に生餌さを付けて 沈めるウナギを捕るための仕掛けの2種類を仕掛けました。
 
 
講師の後について、ウナギが好む、流れが緩やかで水深のある場所へ、生きた小魚を餌にした仕掛けを放りこみました。   ウナギは捕れませんでしたが、小魚がかかったセル瓶を手に、ご満悦。「何匹獲れた?」この後、油炒めにして食べました。香ばしくておいしいと大好評でした。
 
ウナギの姿は見られなかったものの、自分の手で仕掛けたワナにかかった魚を手にする喜びと、それをその場で食べる喜びを味わったお子さま達の目は、奥底まで輝いていました。天真爛漫なその姿を目にすると、なんだかほっとした気分になります。 私は、後世のために、みなさんと力をあわせ、今以上の環境を維持しなければいけないことを再認識しました。
南乗鞍キャンプ場インストラクター 播摩和之


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