最新情報 > アウトドアニュース最新 > 2001年度の情報 >
アウトドア教室レポート2001


MUJIアウトドアクラブ主催
アウトドア教室レポート

教室名: 「ワイルドペーパー」教室
実施日: 8月25日(土)
実施場所:無印良品津南キャンプ場
講師:桃屋 上埜満月氏
 キャンプ場内にある草木を使い、ハガキ大程度の大きさの紙を作る教室です。原料を流し込む型によって、できあがるワイルドペーパーの完成形が決まります。今回は長方形、星型、菱型、丸型などができあがりました。


 
ワイルドペーパーの講師、上埜さんです。上埜さんは長野県木島平村伝統の内山和紙を漉くだけでなく、大工もこなすとても器用な方です。   まず始めに、原材料となる繊維質の多い草木を探しにいきます。
     
 
採ってきた草木を細かく切り、さらに草木の繊維が絡みつきやすいようにミキサーで砕きます。   草木を水にといた原材料を、好みの型に流し込みます。紙の厚さが均等になるように慎重に流し込みます。
 
集めた草木はミキサーにかけると、イメージが変わるものもあり、出来上がりはさまざまです。たとえば同じ草木を集めても、草木の量とミキサーをかけた時の強弱によって、ちがった印象のものができたりします。その思わぬ味わいとオリジナリティを楽しむことができるのもこの「ワイルドペーパー教室」の特徴の一つです。
 
 
型に流し込んだ原材料から水がある程度抜けたところで、型を外します。この段階でだいぶ「紙」らしくなってきます。   短時間で水分を抜く為に、網の下から掃除機の吸い込み口をあてます。
     
 
ローラーで水分を吸い取りながら、板に張りつけ今度は時間をかけて自然乾燥させます。   乾燥したら完成です。草木の繊維がはっきり浮かびあがりワイルドな紙となります。
 
ワイルドペーパーは、身近にある素材で思っていたよりも簡単に出来るものです。草木の繊維がはっきりと残り、とてもワイルドな仕上がりになります。また、草木のほかにも、電話帳などの紙を同じようにミキサーにかけて利用すると、草木とは違った味わいの紙が出来上がります。私たちスタッフも、これからまた発想をひろげて、素材を変え、形を変えいろいろとトライしていけたらと思います。
レポート:津南キャンプ場インストラクター 鈴木英行


無印良品 無印良品キャンプ場 良品計画企業情報
copyright MUJI Campground
最新情報 > アウトドアニュース最新 > 2001年度の情報 >