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アウトドア教室レポート2002


MUJIアウトドアクラブ主催
アウトドア教室レポート No.4

教室名: 「親と子の身近でちっちゃなアドベンチャー・ 荒川沿いサイクリングロードを海を目指そう」
開催日: 2002年3月21日(木)祝
実施場所: 荒川水上バス川口リバーステーション〜葛西臨海公園
講師: 丹羽隆志氏

 まだ3月だというのに、例年にない陽気で気温も上がり、この日に合わせたように桜も満開。そんな嬉しいおまけ付きの中、教室を開催することができました。集合場所の荒川水上バス川口リバーステーションは、雲の隙間から暖かい太陽が覗き、心地よい風の吹く素晴らしい朝となりました。このまま荒川土手で昼寝でもしたくなってしまいます。

 
桜がいっぱいの荒川沿いに集合。 みんな自慢のマウンテンバイクにまたがり、海に向かって出発です。
 
 参加者の高田さんご家族は、日頃からオートキャンプを楽しまれて、今回のサイクリングツアーは自転車が大好きな小学生のケイ君が心待ちにしていたイベントだったそうです。 まずは持参したマウンテンバイクを、キャンプ場マウンテンバイク教室講師としてもおなじみの丹羽隆志先生が点検します。目的地の葛西臨海公園までの行程は30km、メンテナンスに抜かりはありません。基本的 な乗り方をマスターしたら早速、海に向けて出発です。 この日は南風で、向かい風が吹く中での実施となりました。でも元気いっぱいで好奇心旺盛の高田ケイ君には何のその。初めて見る荒川沿いの建物や橋、並木桜、川に棲むカルガモやユリカモメなど、次々と現れる興味の対象に休む暇なく、色々なおしゃべりをお父さん、お母さんと楽しんでいました。

 

出発地点では、丹羽先生から念入 りなチェックと、簡単な乗り方のレクチャーが。みんな真剣です。
 
 行程も3分の1を過ぎた頃、サイクリングロード沿いに見慣れぬ施設を発見。入口には車椅子が並び、専用のコースが広がっています。係の方に尋ねてみると、実際に車椅子に乗った立場になって体験する事で、介助方法を学ぶ為の施設だそうです。こんな機会もないので、みんなで体験してみました。数センチの段差や少しの勾配を進む事の困難さを知り、思いもよらぬ所で貴重な体験ができました。
 
車椅子では曲がるのはおろか、進むことさえも大変です。その難しさをみんな体で感じたようです。
 
 すっかり日も高くなり、そろそろお腹も空いてきました。芝生の上で昼食です。高田さんご家族はキャンプにも慣れているようで、シングルバーナーを持参してパスタなど、手軽な中にも趣向を凝らした昼食です。大空の下で食べるといっそう美味しく感じます。ひと休みした後は、その場でマウンテンバイクの練習を開始しました。地面に足を着かず静止した状態になる「スタンディングスティル」や、狭い場所で方向転換する「ジャックナイフターン」などゲームやテクニックを教わりながら楽しみました。ケイ君も丹羽先生と一緒に何度もチャレンジしてました。
     
 
シングルバーナーで手際よくご飯を作る高田さんご家族。普段とは違う食事の時間を堪能しました。   丹羽先生がマウンテンバイクの様々なテクニックを伝授。ケイ君も果敢に挑戦し、かなりの上達ぶり。
 
 荒川河川敷に見えていた草野球や少年サッカーを楽しむ人の数も、いつの間にかまばらになってきました。最後の葛西橋を渡れば海までもうすぐです。かすかな潮の匂いに、次第にこぐペダルにも力が入ります。やがて目的地の葛西臨海公園にある大きな観覧車が見え、海まであと1km、あと100m、そしてついに海に到着です。参加者の皆さんは、ここまで来たという達成感で笑顔が絶えません。そこから眺める海の景色も特別に感じられました。
 水上バスの出発までは、自由時間です。まだまだ元気なケイ君は、少しお疲れのお父さんを急かして、園内にある鳥類園(東京湾に棲む野鳥を観察できる施設)に駆け出して行きました。
 帰りの水上バスでは、先程まで走って来た道を眺めながら、心地よい疲労と満足感に浸りながら出発地点に戻りました。
     
 
最後に記念撮影。長い道のりを走破した達成感で、皆さん満面の笑顔です。おつかれ様でした!   水上バスに乗り、出発地点へ。今日走ったコースを眺めながら、楽しい時間を振り返りました。
 
 キャンプ場内の森に囲まれたシングルトラックを思いっきり疾走するのも気持ちいいですが、今回のように親子で会話を楽しみながらできるアウトドアスポーツもいいですね。これからものんびり楽しめるイベントをどんどん開催したいと思いますので、皆様のご参加をお待ちしております。
レポート:津南キャンプ場・教室担当 末岡寛隆


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