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アウトドア教室レポート2002


MUJIアウトドアクラブ主催
アウトドア教室レポート No.8

教室名: 「津南町の手作りみそ」教室
開催日時: 2002年 6月9日(日)
9:00〜12:00
開催場所: 津南キャンプ場
講師: 味菜の会の皆さん

 地元津南町の農協で販売している手作りみそ。市販のものにはない、風味の豊かさをぜひ皆様に味わっていただきたく、今年初めて教室を開催しました。初めての参加者となったのは、教室開催の前夜に行われた「昔を食べる会」で、手作りみその美味しさに魅せられた加藤さんファミリー。以前より地元農協にて販売している手作りみそを、愛用している山梨さんです。講師は山菜料理やおやつ作り教室でもおなじみ「味菜の会」の皆さんにお願いしました。

まずは皆さんそろっての挨拶。これから始まるみそ作りに期待いっぱい。
 

 この教室では大豆を煮るところからスタート。発酵・熟成させる前までを体験していただきます。3〜4時間煮こむと、鍋からは大豆の甘い香りがたち込めてきます。次に地元で使われていた手動式の機械を使ってすり潰します。意外とこの機械に興味を持ったようで、皆さん交代ですり潰しました。

 

   
 
一晩、水に浸し、3時間ほど煮た大豆。   大豆をすり潰します。結構、力が必要なんですよ。
     

 潰した大豆が熱いうちに、津南産の米こうじと塩を加え、後はひたすらこねます。よく混ぜ合わせた後は、最後の仕上げに移ります。保存用タッパーに隙間なく入れて押し込みます。空気が入るとそこからカビなどが生えてくるからです。最後に表面を笹の葉で蓋をして、重石にする小石を入れた袋を置けば完成です。

 

   
 
潰した大豆が熱いうちに、米こうじと塩を混ぜ込みます。   せっかく作ったみそにカビが生えないように、隙間なく詰め込みます。
 
殺菌効果もある笹の葉を、みその上に敷きます。
 
 自分たちでみそを作りましたが、参加した皆さんは意外と簡単に出来てしまうことに驚いたようです。昔はどこの家庭でもみそ作りが行われ、土間には「みそだま」と呼ばれる大豆を煮て潰したものがぶら下がっていたそうです。現在でも、津南町の各家庭でみそは作られ、その味を知った人は市販のものは買えなくなるほど美味しいと評判なんですよ。 今回、仕込んだみその味はまだお伝えすることは出来ませんが、熟成の途中の様子も含めて、出来上がれば皆さんにお伝えします。お楽しみに。
レポート:津南キャンプ場 教室担当 末岡 寛隆


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