えごまの種子はゴマに似たプチプチとした食感。
飛騨地方では、えごまを練り込んだ味噌のことを「あぶらえ」と呼び、五平餅に付けたり、野菜と和え物にするなど生活に密着した食べ物です。
そのえごまとほうれん草を一緒に焼き込んだ、朝ごはんにぴったりなケーキです。
[A]
小麦粉 | 2カップ |
ベーキング パウダー |
小さじ1 |
塩 | ひとつまみ |
[B]
ほうれん草 | 1束 (茹でてみじん切り) |
えごま | 1/4カップ (乾煎り) |
豆乳 | 1カップ |
グレープシードオイル | 1/4カップ |
メープルシロップ | 1/2カップ |
[A][B]はそれぞれよく混ぜておく。ダッチオーブンに網を入れて底上げし、炭の上において予熱しておく。
[A]に[B]を加えて混ぜ合わせ、クッキングシートを敷いた型に流しこむ。
型をダッチオーブンに入れる。上下ともに弱火に調節し40~50分じっくり焼く。
炭火の調整方法
ダッチオーブンを使う上で大切なのが「プレヒート」しておくこと。ダッチオーブンは蓄熱性が高いので、予熱しておくことでじわじわと食材に火を通してくれるのです。プレヒートなしにいきなり食材を火に掛けてしまうと、中まで火が通る前に焦げてしまうこともあります。
安定して調整ができるガスバーナーと違って、炭火や焚き火は生き物。こまめに炭や薪を調整して火加減してあげることが大切。その量も、ダッチオーブンを直接炭火の上に置いているのか、トライポッドに吊しているのかなど、火との距離でかわってきます。そう、何度も経験して感覚で理解する、奥の深いものなのです。
このケーキの場合は、直接炭火の上にダッチオーブンを置いています。うっかりすると周囲が焦げてくるので、下火上火ともに弱火でゆっくり焼いて下さい。
炭の大きさにもよりますが、弱火は、ぽつぽつと置いてある程度。中火は半分ぐらい埋まる程度。強火はぎっしりと置いてある状態が目安です。ケーキを焦がさないように、ときどきクシで刺してみながら、弱火をキープ。
上が焦げるようなら、アルミホイルでふたをしてもいいかもしれません。