秋の臨時開催教室「石窯でピザ」秋の味覚編/食材レポート
- 2007年09月12日
皆さん、こんばんは。
南乗鞍キャンプ場インストラクターの播摩です。
(たった今、ベーコンとサンマの燻製できました!!)
今晩の南乗鞍キャンプ場便りは、センターハウスから
撮影した夕焼けのカットからお届けいたします。
・昨日の夕方、天気が急激に回復し、とても美しい
夕焼けを見ることができました。
・一番熱そうな部分をクローズアップ。
・その時、御岳山は?夕日に染まっていました。
さてさて、
先週末から今日にかけて、秋の臨時開催教室「石窯でピザ」
秋の味覚編に使用する食材を取材してきました!
丹精込めて作られている味覚たちはどれも本物ばかりで、
生産者の方の表情同様に生き生きしていましたよ!!
・久々野町で飛騨特産の宿儺(すくな)かぼちゃを作る足立正孝さん。
かぼちゃの他に飛騨牛や米なども生産しています。
・雌花。ぷっくりと膨れています。今食べたら
どんな味がするのでしょう。
・雄花。違いは一目瞭然。スマートです。
・草ニモマケズに力強く生きる宿儺かぼちゃ。
・ホンモノが道の駅「飛騨街道なぎさ」で購入できました。
金色のシールに商標登録「宿儺かぼちゃ」と記載され
ているものだけが、宿儺かぼちゃと呼べるのだそうです。
・続いては、リンゴの産地「久々野町」で果樹園を営む
「ふくわらびの長瀬重喜さん」。ブルーベリー、もも、リンゴ、洋なし。
実に様々な果物を作られています。
・リンゴだけでもこんなに品種があることをご存知でしたか?
・1975年に有吉佐和子さんの「複合汚染」を読んで以来、
有機質肥料と減化学合成農薬を栽培方針としているそうです。
写真は、40年以上たったつがるリンゴの樹木。
・左から、つがる/きおう/あかね。
今回は、もっとも酸味のある「あかね」を加工します。
・長瀬さんのご好意でいただいた「あかね」を
持って、トム スタインマン先生のお店へ直行。
「はい、おいしく煮ますよー!」と
笑顔で受け取ってくださいました。
・中村はな子先生。漬物作りの名人でもあり、旧高根村時代の
村長さんが認めたほどおいしい青豆腐作りの鉄人でもあります。
・中村さんはキャンプ場から15分下った「池ケ洞集落」で
エゴマやササゲなど季節の移り変わりに合わせて、
野菜を作られています。イノシシから畑を守るために、
周りをトタン板でガード。
・秋ナス。あまりにおいしそうだったので、思わず撮影。
・いただいた秋野菜。ミョウガにナンバンにシシトウ。
それからトッピングにも使うトマトにナス。
ホントにオイシイかったです!ご馳走様でした。
足立さん、長瀬さん、トムさん、中村さん、お忙しい中、
いろいろとご説明くださりありがとうございました。
この場をかりて、お礼申し上げます。
近年、エコの観点からも「地元生産/地元消費(以下、地産池消)」
とか「フードマイレージ※」いう言葉をよく耳にします。
「購入する食品が、遥か彼方で作られているものだとしたら、
輸送時に様々な要因によりエネルギー(CO2排出量等)が
増大していく。だったら、より新鮮でエネルギー消費量がミニマムな
地元産のものを購入しよう。地球のために」という趣旨のものです。
賛否両論だそうですが、今まで私は、未来のためにという思いだけで、
なるべく地場産食品を購入してきました。
今は違います。
今回の取材は、私にとっての「地産池消」の意味を見つめなおす
きっかけとなりました。
これからは、なんのつっかえも理由もなく、素直に自然に地元の
食品を手にとれそうです。
スーパーで飛騨産のトマトを見たとき、
「これ、うまいんやぞー!はりまさん」
と、中村はな子さんが笑顔で話しかけてくれる
お顔が浮かんできたら?
買物もハッピーになれそうですよね!
もうひとつ、もっと地元産の食品を買いたくなる理由が増えました。
何事も現場を見ること、そして体験することが大事なんですね。
※食品が生産地からお店(スーパー等)まで運ばれてきた距離のこと。