恒例の牛鍋の季節です!
- 2008年08月28日
みなさんこんにちは。南乗鞍キャンプ場の田中です。
突然ですが、南乗鞍キャンプ場の秋といえば、恒例の「巨大牛鍋」です。
最近食べ物の話ばかりのようですが・・・それはさておき、今日はそんな巨大な鍋ででグツグツ煮込まれる素材たちの生まれた場所を紹介してまいります。
まずはここから紹介しないと話しになりません。そう、メインの飛騨牛です。
毎年使っているのは「山武商店」の飛騨牛。この山武商店さんは精肉店と料理店が併設されています。精肉店の2階で飛騨牛が食べられるわけですが、なんと山武商店さんは直営の牧場を持っているので、本場の飛騨牛をとってもリーズナブルな値段で食すことができるんです。
これが飛騨牛!素人のワタクシには生きている牛を見たところで正直言ってどれがおいしいのかはわかりません。。。
背中が平らなのがいいそうなんですが・・・
君はおいしいのかい?
さて、メインの牛を確認した後は、味付けの要「味噌」です。
毎年使っているのはキャンプ場のショップでも扱っている「柴田の田舎みそ」です。
さっそく高山の古い町並みにあるお店に行ってみます。
地元の人たちは普段から「柴田の味噌」って呼んでますが、改めて商号を見るとグッときます。
その名も「糀屋柴田春次商店」。素敵です。
さて、店内に入ってみると・・・あります、あります。あわせ味噌からたまり味噌から朴葉みそ用まで色々並んでいます。
牛鍋の概要と煮込む具材を話して相談すると、やはり「いなか味噌」が一番合うのでは?とのこと。我々のチョイスは間違っていなかったワケです。香りが強くてコシのある味だから牛肉のコクにも負けないんですね。
ワタクシもちょうど自宅用の味噌が切れていたので購入です。
さて、そして牛鍋の隠れた名脇役「豆腐」です。
使用する豆腐は、「宮春の焼どうふ」。
先日、全線開通した東海北陸道の飛騨清見ICから降りてすぐのところにお店はあります。
主張する看板って大好きです。
麦飯石という多孔質の石を通った水はとても軟らかく、豆腐づくりにはぴったりだそうです。そういえばワタクシも東京にいたころは、浄水器代わりに麦飯石を飲み水の中に入れてましたよ。
そんな豆腐は東京のセレブたちにも人気です。
ちょうどお昼時だったので、併設している料理店で食事をしてみることに。
さてさて、各種豆腐料理がある中で、ここは一番牛鍋の味に近そうなものを・・ということで、豆腐のステーキなるものを食べて見ました。
何とこれが絶品!牛の脂がギュッと染み込んだ豆腐をホロホロっと噛むと、甘〜い肉汁がとろけ出してきます。いや〜、おいしかった。
昔から、豆腐とワインは長旅させるな、なんて言いますが、近くにこんなおいしい豆腐屋があれば我々の牛鍋も安心です。
最後は牛鍋の素材ではありませんが、牛鍋には欠かせないのは鏡割り。その樽酒をお願いしている「久寿玉(クスダマ)」の蔵元、平瀬酒造さんです。
古い町並みのはずれにある造り酒屋で、久寿玉はその名前からおめでたい席ではよく飲まれるお酒です。
入り口にはさっそくお馴染みの樽がおいてあります。
のれんをくぐるといい香りがプ〜ンと・・・酒呑みには堪らない香りであります。ついつい仕事中であることを忘れそうになります。しかしここはグッと堪えてさっそくいつもお願いしている樽酒をお願いします。
この平瀬酒造さん、結構実験的なこともやっていて、大学と共同研究して月下美人の花酵母でお酒を作ったりもしてるんです。
それがコレ。
花の酵母というのは管理が難しいらしく、お酒を造るのはとても難しいそうです。
実はワタクシ、先日プライベートで訪れた際に買って飲んでみました。
最初に舌先に感じる甘みと香りが絶妙で、香りの酒か?と思うんですが、味も原酒ならではのコクがちゃんとあります。甘みが先に立ちあがってきますので、晩酌のお酒というよりかはデザートワインのような感じで飲むのがいいんじゃないでしょうか。
瓶は女性向けな感じですが、酒呑みもかなり満足できる一本です。
南乗鞍キャンプ場特製の巨大牛鍋は、こんな地元飛騨のこだわりのお店の具材をたっぷり使っているんです。ちょっと食べたくなってきたでしょ?
下界はまだまだ暑いそうだけど、キャンプ場はそろそろ温かい鍋がぴったりになってくる季節です。
豪快な巨大牛鍋、ぜひお誘い合わせの上ご来場ください。
今年はクローズの日ではなくて、9月14日(日)ですよ。
お間違えのないように!