飛騨の焼酎飲み比べ 実践編
- 2008年09月29日
みなさんこんにちは、南乗鞍キャンプ場の田中です。
雨です。台風来てます。寒いです。
こんなときはお客さんも来ないので、一人イソイソと高山へ出かけてきました。
と、言うのもクローズドイベントの「飛騨の焼酎飲み比べ」なんですが、実は飛騨に来てまだ9ヶ月のワタクシ、飛騨の焼酎ってまだちゃんと飲んだことがなかったんです。
そこでここは自分の舌で確かめないことには話は始まらない!ってことで焼酎を買いに走りました。酒屋を巡って買ってきたのがこの5点!
もちろん自腹です。
さあ、さっそく飲み比べてみます。
さて、飛騨の酒蔵の中では一番多くの種類の焼酎を出しているのではないでしょうか、天領酒造の焼酎です。
米、そば、麦焼酎と3種類あったので、とりあえず全部買っときます。オトナ買いです。
まずはオーソドックスに麦を・・・ん?この味、舌で転がして喉に流し込んだ後の香りがウィスキー?・・・味はしっかりとした麦焼酎なのにフィニッシュがウィスキー・・・。よくよくラベルを見てみると、なんとこの麦焼酎、シェリー酒の古樽で熟成されているようです。ウイスキーと同じ寝かされ方をしてるんですねぇ。そして長期熟成のせいかアルコールのツンとした感じが少ないように感じます。
してやられました。
次はそば焼酎を一口。
おおっと、これは口につけた瞬間に蕎麦の香りの猛々しい感じが口中に広がります!荒くれ者って感じです。パッケージも深緑でちょっとワルな感じをアピールです。
天領酒造最後の刺客は米焼酎です。
これは口につける前から香りが日本酒です。吟醸酒です。ほんのり甘〜い香りに誘われて口を近づけるとしっかりと吟醸香がするんですがそこは日本酒ではなくて蒸留酒・焼酎、アルコール度数は30度あります。しっかりと飲み応えがあります。
天領3兄弟、なかなかやりますねぇ。
ウイスキー風味をまとった紳士で長男の麦焼酎、ケンカっぱやい次男のそば焼酎、エレガントな吟醸香を身に付けているけど、うかつに触れると痛い目に合う気の強い末娘の米焼酎って感じでしょうか。
ワタクシの勝手な想像です。
さて、次もちょっと変わった焼酎です。
老田酒造の「茶味一献」。高級玉露使用??
なにはともあれ一口いただいて見ます。
原材料名、米こうじ・蕎麦・玉露、はたしてこの組み合わせはどう出るのか?
・・・・・含んだ瞬間にガツンと来る感じはなくて甘くてやさしい口当たりです。何やらいろんな香りや味わいが出ては消えていく複雑な味わいです。
そして最後に・・きました、きました!お茶の香りがほんのりとします。
全体的にはおとなしいテイストなんですが、何だか不思議な焼酎です。
そして最後の5本目。
これは牛鍋の鏡割りでおなじみ、久寿玉を作っている平瀬酒造の「北アルプス」です。
いきなり飲んでみたんですが、これまた米の香りがプ〜ンといい香りです。米焼酎ってのはすぐわかるんですが、この上品さと下品さのスレスレのラインで独特の甘い香りが出ている感じ、どこかで飲んだ記憶が・・・。
瓶のラベルを見てハッとしました。花酵母と書かれたシールが貼ってあるではありませんか!勘のいい皆様ならおわかりですね。平瀬酒造では花酵母を使った日本酒を作っていて、前回ブログでその日本酒、ワタクシ紹介しているんです。
コヤツもなかなか面白い焼酎であります。
と、ここへきて飲み比べ5本目でワタクシの自腹の限界ラインがやってまいりました。
残念!
でも、5本試してみて焼酎っていろいろ面白いな、と思った次第です。
飛騨の酒蔵はどこも日本酒が主力商品なんで、焼酎ではいろいろ実験的なことや「遊び」ができるんですね、きっと。
ちょっと飛騨の焼酎に開眼してしまいましたよ。
そんな、飛騨の焼酎をいろいろ飲んでみたい方、クローズドイベントで色々試せますよ!ぜひお待ちしています。くわしくはコチラ!
(今回ワタクシ田中が飲んでみた焼酎がイベントで出るとは限りませんのでご了承くださいね)