灰色の世界
- 2009年02月26日
みなさんこんにちは。南乗鞍キャンプ場の田中です。
飛騨の冬、ひとこと色で表わすとするなら「灰色」です。
とめどなく舞い降りてくる雪・雪・雪・・・
明け方にはすべてが凍りついて、昼間でも陽の明るさはほとんど地表にとどかないまま日が暮れていき…
夜は夜で、夜中に轟音を響かせて除雪車が集落を飛び出していく以外は雪がすべてを覆い尽くして、音のまったくしないモノトーンの世界・・・
と、去年の冬はこんな様子だったんですが、今年の冬は若干様子が違います。
雨です…
飛騨の山奥で極寒であるはずの2月に雨が降ってます…
今年はラニーニャ現象の影響で、世界各地で大寒波が押し寄せているようですが、なぜだか蛇行する偏西風の影響で日本だけは記録的な暖冬だそうです。
しかし、雨が降っても濃いガスがのっぺりと地表を覆うので、雪の時と景色は一緒ですね。
ひたすら灰色です。
今日もこんな景色の中を、飛騨に何か面白いモノはないかと高山の上から下まで車で駆け回ってきました。
実はキャンプ場のある「岐阜県高山市」というのは、日本で一番面積の大きい市で、東京都とほぼ面積が一緒なんです。
今日は言葉通り上から下まで結構走ったなぁ…と帰ってきてから距離計を見てみると、今日は高山市から一歩も出てないのに 213km!
何ともお釈迦様の手のひらの上で遊ばされている気分になりますね。
でも、こうしてキャンプ場のクローズしている冬の間も、我々スタッフは何か皆さんに紹介できるものはないかと動き回っているんです。
そしてそれが今年の夏、イベントだったり新しいアウトドア教室だったりとなっていくわけです。
さて、本日の213Kmの成果はいったいどこに生かされていくんでしょう!?
お楽しみに!