ゲージュツの秋
- 2009年09月08日
みなさんこんにちは。田中です。
巷よりも一足早い秋がやってきているキャンプ場。
若いスタッフたちは牛鍋やら何やらで食い気に走ってるようですが、牛鍋をモリモリ食べたら自分の脂肪がモリモリついてしまう年代になってしまっているワタクシ、
秋といえば食欲よりもゲージュツの秋です。
さて、とある日曜にキャンプ場に訪れたこの夫婦。
場内にたくさん咲いているマツムシソウを見ながら何やら語り合っていますが、何を隠そう、この方、9月20日にキャンプ場で行う「雅楽の夕べ」に出演してくださる雅楽集団「雅塾(みやびじゅく)」の主宰、細江氏なのであります。
会場の下見にご夫婦でいらっしゃったところであります。
ガガクって何だっけ?
正月とか結婚式でやるアレでしょ?
東儀秀樹のアレってガガクだっけ?
などと思っているアナタ。
そうです。コレです。
たゆたうように流れていく独特の音色は必聴です。
ナマの雅楽の演奏が聴ける機会はそうそうないので、ぜひどうぞ!
雅楽はもともと5世紀くらいに中国から伝わった音楽といわれています。
シルクロードの東の末端、日本は様々な文化を受け入れてきました。
そして日本の東は太平洋。伝える先が東にはもうないので、日本人はひたすら西から伝えられてくる文化を受け入れてきたんですね。
そんな地形的な事情もあってか、日本人は元来、伝わってきた文化をそのまま「伝統」として「保存」するのが得意な人種なんです。
海外ではオリジナルの文化・芸能がそのまま継承される、ということは珍しく、形を変えて継承されていったり、廃れてしまったりして残っていないことが多いんですが、日本では文化は伝えられたときのままの形で継承されていることが多いんです。
雅楽もそうした当時のままの形で継承されてきた文化の一つ。
実は発祥の地、中国では今はもうこの音は聞けないんです。
さあ、そんないにしえの音色を聴くことのできる雅楽。
次週は「雅塾」の練習風景に突撃レポートの予定です。
お楽しみに。
さて、ウンチクを語ったらおなか減ってきました。
スタッフ櫻井が飛騨牛をゲットしてきたらしいのでつまみ食いです。
「飛騨牛 ウンまい!!」
やっぱり「ゲージュツ」も「ショクヨク」も、秋はどちらもよいですな。
ゲージュツの秋はコチラ。
ショクヨクの秋はコチラ。