なべくら高原スノーシューフェスティバル2010
- 2010年02月02日
みなさんこんにちは。田中です。
週末に、スタッフ櫻井に誘われてスノーシューのイベントに行ってきましたので、ちょっとご紹介を。
このイベント、櫻井が学生の頃にボランティアスタッフとして参加していたイベントだそうで、一緒に遊びに行きませんか〜と誘ってくれました。
櫻井「でも〜、田中さんは普段からガンガン雪山入ってるしちょっと物足りないかもですよ〜」
いえいえ、何をおっしゃる。喜んで参加させていただきます!
この「なべくら高原スノーシューフィスティバル」、国内のスノーシュー取り扱いメーカーが一同に会しての最新スノーシューの展示・試乗・即売会があったり、入門者向けショートツアーやスノーシュー・ナイトハイクがあったり、バックパッカーの加藤則芳氏と信越トレイルを目指すスノーシュー1Dayツアーがあったりと、なんとも賑やかな国内最大級のスノーシューイベントなのです。
【1日目】
ショートツアーに出る前に、各メーカーのみなさんが、それぞれのスノーシューの特徴を説明してくれます。
このイベント、こうした各メーカーの最新モデルや高級機が自由にレンタルできるんです。
ワタクシも気になって仕方がないエアボードもありましたよ!
さあ、ショートツアーに出発です。
ガイドさんに動物の足跡や植物を解説してもらいながらのんびりと歩きます。
そして、林を抜けるとこの大雪原!
この雪の下は畑だそうですが、3メートル以上積もった今はスノーシューで遊ぶのに格好のフィールドになってしまってます。
櫻井も大興奮!
みんなで急坂を駆け上がって・・・・
ドーン!
ジャンプしたり、ヘッドスライディングしたり、さまざまに雪と戯れます。
坂の上から見ると、スノーシューの踏み跡もなかなか味がありますね。
ちょっと研究すれば、スノーシュートラッキングとかできそうです。
A 「この足跡を見たまえ。アトラスの2007年型だが、足跡がかなり沈み込んでいるな。この沈み具合からすると体重は80キロ前後と推定される。歩幅が小さくて、歩いてもすぐに立ち止まったような跡が付いているのはのはきっと運動不足なんだろう。」
B 「なるほど、よく見ると踵を引きずったような跡が顕著ですね。ところでセンセイ、隣にもトレースがありますがこれは?」
A 「ウム。これはツガイのメスにちがいない。新型のTSLだな。体重は45キロ前後と思われるが、足跡の角度が右足と左足でずいぶん違うからきっと骨盤がズレているんだろう」
な〜んてアニマルトラッキングできるかも。
さて、この日の夜は「スノーシュー・ナイトハイク」にも参加してきました。
この日は満月。ヘッドランプいらずの絶好のナイトハイク日和。
満月の穏やかな光と真っ白な雪原の淡い反射で、なんとも幻想的な世界を堪能できました。
満月の光が樹林帯の中を抜けて雪原の真ん中へ。雪の世界というのはホント静かなんです。ザフッザフッという自分のスノーシューと呼吸の音以外は聞こえて来ません。
ゴロリと寝そべって空を見上げます。
ゆっくりと流れる雲と星をボンヤリと眺めながら気まぐれに耳元を通り抜けていく風の音を聴きます。
雪玉で作った灯篭です。
なんとも至福の時間でした。
【2日目】
この日はバックパッカー加藤則芳さんと信越トレイルの稜線を目指します。
今日もいい天気!
なんとこの日のツアーの参加者は100人近く!スゴいですね〜。
6つのグループに分かれて出発です。
この大雪原もやはり雪の下は畑だとか。
この畑、段々畑だそうで、ところどころ5〜6メートルほどの雪の壁が現れます。もちろんツアーでは迂回して行くのですが、壁が現れるとクライマー魂に火が付くワタクシ、ここはもちろん直登します。
スノーシューを思いっきり雪壁に蹴りこんで、腕を思いっきり雪の中に刺して登ります。
エイヤッ!
よいしょっと
登り終えたら何食わぬ顔して自分のグループの隊列にもどります。
今回ワタクシたちのグループを担当してくれたガイドさんです。
加藤則芳氏も各グループをまわって、ブナの森についてやアパラチアントレイルについてなど、いろいろ面白い話をしていただきました。
この左の方、無印良品キャンプ場のメンバーの方でした。
しかも3キャンプ場すべてに行った事があるという常連さん。
また今年もキャンプ場でお待ちしてますね!
加藤さんやガイドさん、他のお客さんたちといろいろおしゃべりしながら歩いていたら、稜線に到着、お昼ごはんです。
おなかがいっぱいになったら下りは、それこそもうフリーダム!
滑ったり、飛んだり、走ったり。コケて顔から雪に突っ込んだり。
誰かが新雪の斜面をバッサバッサと走り出すと、ワタクシも負けまいとその後をバッサバッサと雪を蹴散らしながら追いかけます。
段差を見つけたらとりあえず回っときます。
スタッフ櫻井も真似して一回転!
しかし、どう見ても頭が刺さっているようにしか見えません・・・
みんなで競争も。
我々のグループは一番人数が少なかったんですが、たぶん一番好き勝手にエクストリームに遊んで、かつ一番まとまりのないグループでした。
いや〜、楽しい2日間でした。リピーターの方が多いというのも頷けるイベントですね。一緒のグループだったみなさん、お疲れ様でした。
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