標高と気温のハナシ
- 2011年09月13日
こんにちは、田中です。
ニュースでは「厳しい残暑が・・・」みたいなフレーズをよく聞きます。
都市部はそんなに暑いんですか?
ここ、標高1600mの南乗鞍キャンプ場、昼間は暑くも寒くもなくヒジョーに心地よいのですが、陽が落ちるとあっというまに気温が落ちるので、センターハウスでは既に薪ストーブが活躍しています。
さすが標高1600mの高原ですね。
お客さんに標高の説明をするときに、1600mと言ってもピンとこない方のために、上高地(1500m)よりも標高が高いんですヨ!とよく説明します。
あとは、マラソン選手がよく高地トレーニングに行くので有名な、アメリカはコロラド州のボルダーも標高1600mほどです。
なので、我々は毎日の生活が高地トレーニングです。
な〜んて、ほとんど ドア to ドアで車移動なんですが・・・
実際、最近はキャンプ場のある高根地域も高地トレーニングのエリアとして、学生や社会人の陸上選手たちがたくさん合宿しにやって来ています。
それでもピンと来ない方!
ズバリ、東京スカイツリー(634m)が2.5本分の高さです!
・・・・・・
え?ますますワカンナイって?
まぁ、何が言いたかったのかというと、「夜は寒いですよ!」ってコトです。
標高が100m高くなると、気温が0.6℃下がると言われていますので、標高1600mあると単純計算でも海抜0mの場所とは9.6℃も差があるんですね。
実際、天気予報では「高山市」で予想気温を見ることになるのですが、高山市の市街地で標高は570mほどですので、キャンプ場との標高差は約1000mあります。そうすると、予報との気温差が6℃もある計算になります。
理論上は6℃なんですが、ここに風が吹くと、実際の気温とは別に、人が感じる「体感温度」はもっと低くなってきます。湿度や日照も関係してくるので一概には言えないんですが、風速が1m増すと体感温度は1℃下がると言われています。
なんか理屈っぽくなってきたので、この辺でやめときますが、体感レベルの感想で言うと、昼間はTシャツで過ごせますが、夜はフリースはおろか、ダウンジャケットあってもいいくらいです。
持っているならダウンジャケット持ってくることをオススメします。
逆に、防寒対策をキチンとしておけば、秋のキャンプはとっても快適ですよ〜
昨日の中秋の名月、サイトでスタッフ櫻井と一緒にボ〜っと眺めてたんですが、半袖キャラを自称している櫻井も、しっかりフリースの毛布に包まってイスに座ってました。
やっぱり寒いんですね。
参考までに、この一週間の最低気温、最高気温の平均は、
最低 11℃
最高 19℃
でした。
この連休、しっかり防寒対策をしてキャンプを楽しんでくださいね〜