ふとんについてのアンケートレポート
2009年12月23日（水）～12月27日（日）に実施しましたふとんについてのアンケートに、6,312名の方のご回答をいただきました。たくさんのご参加ありがとうございました。
現代の暮らしと寝具について、以下にまとめましたのでご報告します。
- ［1］現代の暮らしと寝具・前編
- ［2］現代の暮らしと寝具・後編
- ［3］基礎データ
［1］現代の暮らしと寝具・前編
今回は現代の暮らしと寝具について報告いたします。
誰しもが快適に眠りたいと思っています。そのための寝具をみなさんがどのように考えているのかを考察してみました。またベッドで寝ているかふとんで寝ているかを比較したところ、ふとん派の人は全体の41％におよび、さらに子供の年齢、家の大きさなどに関係があることがわかりました。
以下の6点について、順にご報告します。
- 前編
- 1.ふとんで寝ている人は41％。40代前半が最も多く47％におよぶ。
- 2.掛け布団、夏はタオルケット。冬は羽毛で快適に眠りたい。
- 3.掛けふとんの不満点は「収納」。購入時に重視するポイントは「収納」「保温性」。
- 後編
- 4.暑さや寒さに対する、快適な眠りのための工夫。
- 5.買い替えについては環境への配慮も重視している
- 6.洗えることへのニーズは高い
1.ふとんで寝ている人は41％。40代前半が最も多く47％におよぶ。
「普段、あなたはベッドで寝ていますか？ふとんを敷いて寝ていますか？」の質問に対して、それぞれ集計をした結果が以下になります。布団で寝ている人の割合は40代前半が最も多く、その前後を含めて30代後半～40代後半の人が多いようです。
これはお子さんの年齢が関係しそうです。お子さんが自分の部屋を持つ前ぐらいの年代では、ふとんで寝ていることが多いと言えそうです。世帯形態別の表では、子供あり／なしで比較すると、子供ありの方のふとんで寝ている人はいづれも50％を越えています。
2.掛け布団、夏はタオルケット。冬は羽毛で快適に眠りたい。
ベッド、ふとんそれぞれで寝ている方に、真夏と真冬で使う寝具を集計した結果が以下になります。
夏はベッド派ふとん派ともにタオルケットが最も多いのですが、夏でも羽毛ふとんを使っている人がベット派23％、ふとん派20％もいます。多くの種類をもちたくないというのもありそうです。
3.掛けふとんの不満点は「収納」。購入時に重視するポイントは「収納」「保温性」。
掛けふとんについてそれぞれの機能についての満足度と、買い替えをする際の重要度を比較しました。
最も不満が多いのは「コンパクトさやおさまり」の収納です。収納については買い替え時にも重視すると答える方の割合も多くなっています。
掛けふとんのうち、羽毛の掛けふとん使っている方は全体の75％です。
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冬用の布団は、暖かくなり片付けたと思ったら、急に寒い日が続いてもう1回出したりと、片付けるタイミングが難しい。また元に戻らなかったらと不安になり、圧縮することにも抵抗がある。
（女性・20代後半） -
布団圧縮袋で小さくしたが、だんだん戻ってきてしまうのと、一度出すとまた詰めるのが面倒になってしまい、結局、そのまま押し込んでしまっている。
（女性・30代後半・夫婦+子供／共働き世帯） -
敷きふとんと同じで、よく収納の仕方に、使わない布団は奥にしまったり、押入れの下の段にしまうとか言うけれど、わたしは湿気がたまりそうでイヤなので、むしろ押入れの一番いい場所に置いています。
（女性・30代後半） -
重ねて収納すると、生地が滑るのか崩れてキレイに収納出来ない。
（女性・30代後半） -
綿の掛け布団、嫁入りふとんなので捨てるに捨てられず困っている。親の目の黒いうちはなかなか難しい。
（女性・40代後半・夫婦／共働き世帯）
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3つ折りだと奥行きに余裕がありすぎ、2つ折りでは奥行きが足りない。というわけで、2.5折りみたいな微妙なたたみ方をして、2つの敷き布団をうまく収納しています。
（女性・30代後半・夫婦+子供／専業主婦世帯） -
ベットパットを使用して来客時に対応しようと思っているのですが、そもそも収納場所がないので普段から2枚重ねて使用しています。
（女性・20代後半・ひとり暮らし） -
たまに干さないとしけってしまうので、袋などに入れるのはめんどう。かといってそのままだと見栄えもいまいち。美しく収納できないものかと...いつも考えている。
（女性・40代前半・夫婦+子供／専業主婦世帯） -
クローゼットに入れているが、クローゼットの奥行きが無いため、しまらない。
（女性・30代前半・ひとり暮らし） -
クローゼットの高いところに収納しているが、重くてなかなかたいへん。たまに落ちてきてあげるのに困る。
（女性・30代後半・夫婦+子供／専業主婦世帯）
フリーコメントでいただいた、収納の不満点をいくつかご紹介します。