団地のシェアルームに、無印良品で暮らしています ~千里シェアルーム大使の住まいレポート~

団地のシェアルームに、
無印良品で暮らしています

住まいモニター企画の第2弾の舞台は大阪の新千里西町にあるUR団地。MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトが「シェアルーム」に1年無料で住む3人組を募集。なんと男3人の「千里シェアルーム大使」が誕生しました。
入居までのストーリー

MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト

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こだわりポイント教えてもらいました!その2

2014年05月14日
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新千里西町団地ではツツジが咲き乱れています

早いもので、このモニター生活もじきに折り返し地点です。
団地のコミュニティに参加したり、大きなイベントに関わらせていただいたり、とても目まぐるしい半年でした。この様子だときっと、残りの期間もあっという間なのでしょうね。
たのしいな〜 シェアルーム生活!


さて、今回は「こだわりポイント教えてもらいました!」の続編として、無印良品の家の担当さんや業者の方から見た千里シェアルームを緑のホーリーがご紹介です。

140514_02.jpg まずは、シェアルームの設計をされた、無印良品の家の豊田さんに教わったこだわりポイント

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壁の塗装

壁に直接塗料を塗って定着させるのって、実はすごく手間がかかるんですって。だから壁紙を張ってしまうんですけど、ここでは何重にも塗り重ねて、真っ白塗りのきれいな壁が完成しています。
大きな改修点ばかりに目がいっていたので、完全に盲点でした。リノベーション住宅の壁。機会があればぜひ、撫でていってください。

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キッチン台のつなぎ目

この斜めの接合部分。多くの台や机は、脚の上に天板が乗った形でつくられています。その方が施工も簡単で、コストがお安いからです。
そこを豊田さん。根性で業者を探し出し、リノベーション住戸に採用。この加工、少しでも家具づくりを噛んだことがあるとビックリらしい。

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シンクの境目

ここは2種類の素材が交わるデリケートな部分です。一般的には台ごと全面ステンレスであったり、隙間をシリコン材で充填しているものが多いのだそうです。が、ここはまるで一体整形のような美しさ!
こぼした水分を勢いで払ったりしても、隙間に入ったりしません。まとめて拭けるので、掃除もラクチン。

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首がシンクの外に出ない!

蛇口を動かしても、ストッパーがかかって外まで動きません。勢いあまって流し台を水浸しにしてしまう。なんて悲劇は二度と起こりませんよ(過去に実家でやった)。お母さんコレすごい!
で、キッチンから伸びるコイツもやはりこだわりの品。

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コイツ

一番目立つ場所だけあって、豊田さんご本人も感想は気になるようでした。
この千里シェアルームを訪れた友人や近所の方からすると、「リノベーションされたと言われれば、ああ〜。って感じ」という感想が一番多かったと伝えると、すこしガッカリなご様子。
住んでいるぼくらも「これ見て!リノベーションで(中略)ダクト!」と自慢げにいくから、薄い反応には肩すかしをくらいました。す、住んでないやつにはこの良さがわからんのです!

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生活拠点のキッチンには、こだわりがいっぱい!


さて、ここからは、ライフラインの構築でお世話になったガス・水道・電気・通信の担当者さんから見た感想です。

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ガスの開栓編

「作業にきました〜 」と業者さんがシェアルームに上がり、共有スペースに向かうと。

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そこには"元"元栓の姿が

「...元栓はどこでしょうか?」
そんなこと聞かれるなんて思ってもいません。探しまわるとありました!

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キッチンのウラにこっそりと

「ここは他の部屋と全然違うんですね〜」
「MUJI×URのリノベーションなんですよ〜」
「そうなんですか〜 あ、お風呂どこですか?」
「こっちです(ニヤリ)」

140514_12.jpg 「浴槽がないんですね!」
「そうなんですよ〜(ニヤリ)」
「丸見えで点検が楽です。はい、オーケーです。もうガス使えますよ」
「ありがとうございました〜」

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インターネット接続編

「ここは団地の部屋っぽくないですね〜」
「MUJI×URのリノベーションなんですよ〜」
「機材はリビングに設置ですよね。大元はどこですか?」
「おおもと?」
そんなことを聞かれるなんて思ってもいません。探しまわるとありました!

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ルームBの上の方をカチャカチャ

そういえば共有スペースとルームB、改装する前はふすまで仕切られただけだったって豊田さん言ってたっけ。

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壁に生まれ変わりつつ、欄間の名残は残っています。

「日本の職人さんは優秀だから、改修を頼んでおくと全部きれいにしちゃうんだよ。」って豊田さんは笑っていました。ここも名残がなくなって一枚壁になっていたかもしれないってことですか...

かくして、なんとか設置された無線LANルーター。共有スペースから電波をとばして、ABCルーム全ての部屋に行きわたっています。セットで電話番号ももらったのですが、千里シェアルームに固定電話の出番はなさそうです。

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すべて階段室で完結してしまう電気と水道

階段と踊り場のスペースのことを「階段室」っていうんですって。ここに入居してはじめて知りました。ここの扉にメーターが全部おさめられていて、作業員さんと挨拶したら報告待ち。
電気と水道については、リノベーションされたあとも混乱なく作業してもらうことができます。

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配電盤は玄関の真上

そんな他視点の千里シェアルーム。
もうじき夏に向けての模様替えや、ローテーションで3部屋を体験した僕たちシェアルーム大使の感想を今後お届けできると思います。

それでは次回もおたのしみに! もうじき1年の半分が終わると気づいてビビるホーリーでした〜
  • 千里シェアルーム
    大使プロフィール
    レポートをするのは、同じ大学を卒業した若い男性3人組。光と風に恵まれた団地でシェアな暮らしに挑戦します。
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