総持寺団地で寄席(よせ)を見てきました
住人祭や夏祭りなどなど、実は思いのほか催し物の多い団地ぐらし。大阪府茨木市の総持寺(そうじじ)団地で寄席があるというので、ちょっくら足を伸ばしてきました。
舞台もしっかりしつらえて、準備は万端。 もとは奈良の団地ではなし家さんを招いて開かれていたイベントだったものを、偶然参加したUR職員さんが「これは面白い!」ってことで今回の総持寺団地での開催になったそうです。
伝統芸能って敷居が高いイメージで、興味はあっても尻込みしてる方が多いと思うんですけど、はなし家さんが出張して落語を披露してくれるなんて、そんな機会滅多にありませんよね。事前予約は50人にもなっていて、期待の高まりを感じます。
関西で活躍する3名のはなし家さんが4本の落語を披露。慣例に則って、弟弟子の染吉さんからはじまって兄弟子の竹丸さんが締めるという本格っぷり。はなしが面白いのはもちろん、挨拶や幕間にまで心配りとユーモアが散りばめられていて「団地の無料イベントだし」と期待半分だった観客を笑いの渦に巻いていました。
会場には家族に連れられて幼稚園生の子もいて、ホーリー的には少し不安が。けど、時間中たっぷり満喫してくれてひと安心。大人しくしていたのではなくて、ちゃんと聞いて笑っていたのが印象的。オチで反応していたのはもちろん、はなし家さんの変幻自在な姿に興味津々の様子でした。
落語の寄席に園児が対応できたのは、開始時に簡単なレクチャーをしてもらったから。そしてじつは、午前中に子供向けの落語ワークショップも開かれていたのだそうです。30人くらいの子が参加して、芸の様子や扇子の使い方を教えてもらって、落語の世界に触れていたとのこと。
落語って1人で何役も演じ分けるので、予備知識がない子の前で「おはよう」って劇中で呼びかけると「おはよーございまーす!」って元気な返事が返ってきちゃう。という話しには思わず笑いました。「こっちに来なはれ」と言ったらば、舞台にわぁー! っと上がってきちゃうそうです。想像するだけで面白い。
他にも、扇子を開いて「とっくり」というところを園児に「ピザだよ!」なんて言われたりして、はなし家さんたちも「なるほどそう見えるのか」とお互いに発見の多いイベントのようでした。
初めての開催、しかも普段縁のない落語の寄席ということで不安もあったようですが、蓋を開けてみれば文句なしの大成功! 今回はUR主催ということでしたが「今後は自治会のイベントとして是非2回目を」と早速盛り上がっていました。
おひらきになると、当然のように椅子を片付け始める総持寺団地のみなさん。これまでお邪魔した各地の団地でも変わらずですが、改めてあたたかいな〜と思います。この光景。
落語が披露されているとき、舞台袖から物語を盛り上げてくれていたこの和太鼓、なんと自治会の持ち物だった! 歴戦の団地ってほんと何でも出てくる...
100人前後が収容できる集会場や、場所によっては楽器が用意されていることもあるので、落語を披露するにはちょうどいい環境だって、竹丸さんは団地と寄席の相性に太鼓判を押してくれました。太鼓だけにね。
今回お邪魔した総持寺(そうじじ)団地は、阪急総持寺駅から徒歩10分の場所にある大型団地。京都へ45分、大阪梅田までは20分という好立地なので住人も多く、自治会も超元気。
敷地内には郵便局や幼稚園、小さな商店街があるうえ、隣接して中規模スーパーもあって、かなり羨ましくなる環境でした。茨木市でお部屋をお探しの際は、是非ご検討を!
舞台もしっかりしつらえて、準備は万端。 もとは奈良の団地ではなし家さんを招いて開かれていたイベントだったものを、偶然参加したUR職員さんが「これは面白い!」ってことで今回の総持寺団地での開催になったそうです。
当日の入りはおよそ70人!
伝統芸能って敷居が高いイメージで、興味はあっても尻込みしてる方が多いと思うんですけど、はなし家さんが出張して落語を披露してくれるなんて、そんな機会滅多にありませんよね。事前予約は50人にもなっていて、期待の高まりを感じます。
四代目林家染丸の七番弟子、林家竹丸(はやしや たけまる)さん
九番弟子、林家卯三郎(はやしや うさぶろう)さん
そして十二番弟子の、林家染吉(はやしや そめきち)さん
関西で活躍する3名のはなし家さんが4本の落語を披露。慣例に則って、弟弟子の染吉さんからはじまって兄弟子の竹丸さんが締めるという本格っぷり。はなしが面白いのはもちろん、挨拶や幕間にまで心配りとユーモアが散りばめられていて「団地の無料イベントだし」と期待半分だった観客を笑いの渦に巻いていました。
会場には家族に連れられて幼稚園生の子もいて、ホーリー的には少し不安が。けど、時間中たっぷり満喫してくれてひと安心。大人しくしていたのではなくて、ちゃんと聞いて笑っていたのが印象的。オチで反応していたのはもちろん、はなし家さんの変幻自在な姿に興味津々の様子でした。
落語の寄席に園児が対応できたのは、開始時に簡単なレクチャーをしてもらったから。そしてじつは、午前中に子供向けの落語ワークショップも開かれていたのだそうです。30人くらいの子が参加して、芸の様子や扇子の使い方を教えてもらって、落語の世界に触れていたとのこと。
「いきなり披露すると、子供たちの返事がすごいんですよ!」
落語って1人で何役も演じ分けるので、予備知識がない子の前で「おはよう」って劇中で呼びかけると「おはよーございまーす!」って元気な返事が返ってきちゃう。という話しには思わず笑いました。「こっちに来なはれ」と言ったらば、舞台にわぁー! っと上がってきちゃうそうです。想像するだけで面白い。
とっくり? ピザ? それとも?
他にも、扇子を開いて「とっくり」というところを園児に「ピザだよ!」なんて言われたりして、はなし家さんたちも「なるほどそう見えるのか」とお互いに発見の多いイベントのようでした。
初めての開催、しかも普段縁のない落語の寄席ということで不安もあったようですが、蓋を開けてみれば文句なしの大成功! 今回はUR主催ということでしたが「今後は自治会のイベントとして是非2回目を」と早速盛り上がっていました。
片付けは参加者みんなで
おひらきになると、当然のように椅子を片付け始める総持寺団地のみなさん。これまでお邪魔した各地の団地でも変わらずですが、改めてあたたかいな〜と思います。この光景。
落語が披露されているとき、舞台袖から物語を盛り上げてくれていたこの和太鼓、なんと自治会の持ち物だった! 歴戦の団地ってほんと何でも出てくる...
100人前後が収容できる集会場や、場所によっては楽器が用意されていることもあるので、落語を披露するにはちょうどいい環境だって、竹丸さんは団地と寄席の相性に太鼓判を押してくれました。太鼓だけにね。
今回お邪魔した総持寺(そうじじ)団地は、阪急総持寺駅から徒歩10分の場所にある大型団地。京都へ45分、大阪梅田までは20分という好立地なので住人も多く、自治会も超元気。
敷地内には郵便局や幼稚園、小さな商店街があるうえ、隣接して中規模スーパーもあって、かなり羨ましくなる環境でした。茨木市でお部屋をお探しの際は、是非ご検討を!