総持寺団地で寄席(よせ)を見てきました
当日の入りはおよそ70人!
伝統芸能って敷居が高いイメージで、興味はあっても尻込みしてる方が多いと思うんですけど、はなし家さんが出張して落語を披露してくれるなんて、そんな機会滅多にありませんよね。事前予約は50人にもなっていて、期待の高まりを感じます。
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四代目林家染丸の七番弟子、林家竹丸(はやしや たけまる)さん
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九番弟子、林家卯三郎(はやしや うさぶろう)さん
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そして十二番弟子の、林家染吉(はやしや そめきち)さん
関西で活躍する3名のはなし家さんが4本の落語を披露。慣例に則って、弟弟子の染吉さんからはじまって兄弟子の竹丸さんが締めるという本格っぷり。はなしが面白いのはもちろん、挨拶や幕間にまで心配りとユーモアが散りばめられていて「団地の無料イベントだし」と期待半分だった観客を笑いの渦に巻いていました。
「いきなり披露すると、子供たちの返事がすごいんですよ!」
落語って1人で何役も演じ分けるので、予備知識がない子の前で「おはよう」って劇中で呼びかけると「おはよーございまーす!」って元気な返事が返ってきちゃう。という話しには思わず笑いました。「こっちに来なはれ」と言ったらば、舞台にわぁー! っと上がってきちゃうそうです。想像するだけで面白い。
とっくり? ピザ? それとも?
他にも、扇子を開いて「とっくり」というところを園児に「ピザだよ!」なんて言われたりして、はなし家さんたちも「なるほどそう見えるのか」とお互いに発見の多いイベントのようでした。
片付けは参加者みんなで
おひらきになると、当然のように椅子を片付け始める総持寺団地のみなさん。これまでお邪魔した各地の団地でも変わらずですが、改めてあたたかいな〜と思います。この光景。
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100人前後が収容できる集会場や、場所によっては楽器が用意されていることもあるので、落語を披露するにはちょうどいい環境だって、竹丸さんは団地と寄席の相性に太鼓判を押してくれました。太鼓だけにね。