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南乗鞍キャンプ場便り NO.11
 

「花火大会IN南乗鞍キャンプ場」
 7月28日(土)午後8時、南乗鞍キャンプ場には、かなり激しい雨が降っていました。それでも皆様に夏の花火を楽しんでいただきたいと、スタッフ一同花火の開催時間延期をお伝えしながら、雨があがるのを祈り準備を進めておりました。


花火大会当日。花火打ち上げ地点のキャンプ場内MTBれんげつつじコース途中の小高い丘から見た、キャンプ場の風景。手前からFサイト、Cサイト、奥に見える尾根が千町尾根で右に乗鞍となります。
 
花火を打ち上げる鉄製の筒を設置します。花火の大きさによって火薬の玉、打ち上げる高さが変わるので筒の長さや太さがそれぞれ異なっています。

打ち上げる筒の写真。導火線がふたの上に見えます。
 
筒の中に入る火薬と導火線。
 雨天決行とはうたったものの、雨は一向に止む気配はありません。むしろ時折激しさを増して降り始めるほど…。そして、諦めかけた午後9時30分すぎ、なんと雨が小降りに。そこで、花火開催を場内にお伝えすべく数発の花火を打ち上げました。

火薬が2玉になっています。
 
筒の中へ火薬玉、導火線を組んでいます。
 

鉄製の筒が並んでいます。筒のふたから火薬玉までの導火線の長さは打ち上げの時間差を付けるためそれぞれ長さが異なります。
 
乗鞍の条件で上げられる(上空で開かずに地上で開いてしまう最悪の状況を考え)一番大きい5号玉。火薬玉の直径約15cm、重さ1.3Kgで到達高度(打ち上がる高さ)約190m、花火の大きさ約半径85mです。玉の大きさは花火を打ち上げる会場の広さによって制限されます。
 午後10時、予定を2時間おして、ついに花火大会を開催しました。
 霧がかかって、例年のようには見えませんでしたが、霧がかかった空が赤や黄色に照らされて、幻想的な風景がひろがりました。

花火打ち上げ。空には幻想的なカラースクリーンが広がりました。
 
何十発もの花火のうち、奇跡的に花火の花がくっきりと見えたものもあります。貴重な花火絵だったので、見えた時の嬉しさはひとしお。
 私たちは南乗鞍キャンプ場に来ていただいたみなさまに、どうしても花火をみて欲しいと願い、開催を諦めませんでした。霧がかかった事により、暗黒の空の中に鮮やかなカラースクリーンがかかったようで、幻想的な情景だったと思います。一瞬、花火絵が見えた瞬間の大きな拍手と歓声、花火大会終了後の「来年も楽しみにしているよ」とのお客様の暖かい励ましに、スタッフ一同も、残念な中にもほっと胸をなでおろしました。

例年ですとこのように見えます。
 ぜひ、来年も南乗鞍の花火大会をお楽しみください。きっと思い出深い風景をお見せできると思います。また、8月4日(土)には津南キャンプ場にて花火大会がおこなわれます。無印良品キャンプ場の花火大会は、サイトからそのまま見られる花火との近さが自慢です。そちらもぜひ見ていただきたく思います。津南キャンプ場が当日晴れることを、心から祈っています。

レポート:南乗鞍キャンプ場スタッフ 市原秀久



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