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津南キャンプ場便り NO.6
 

 最近では津南もだいぶ日が延び、6時を過ぎてもまだ明るいほどです。 会は日が沈む前にスタートしました。 ご年輩のご夫婦や、おばあちゃんと小学生のご家族、お子様連れのご家族、釣り仲間のグループと26名の方々に参加を頂きました。 様々な地域から集まったお客様と、スタッフが一同に会し、賑やかな乾杯で会はスタート。 当初、献立は5品を予定していましたが、キャンプ場内では、山菜の種類が大変豊富だった為に、予定外の15品目がテーブルに並びました。

今回の献立
アブラコゴメのおひたし醤油味 ネマガリダケとウドと身欠きにしんの煮物
アブラコゴメのおひたし和風ドレッシング味 コシアブラのおひたし和風ドレッシング味
フキのきゃらぶき ネマガリタケとウドの味噌汁
ワラビ和え物キムチ味 ネマガリダケ入りの焼きおにぎり山椒味噌味
ワラビ和え物(からし味・わさび味) タラの芽のバター炒め
ウドの皮のきんぴら(味噌味・醤油味) ネマガリタケの素焼き
トリアシの和え物    

 この地域では、今でも山菜料理が多くの家庭で親しまれています。 そのために、ドレッシング味のおひたしや、キムチ味の和え物など、食べ方も様々ですが、 どれも山菜のもつ独特の風味や味をそこなわない料理ばかりです。
 海から離れているこの地域で、身欠きにしんは保存のきく貴重な海産物です。それを利用した郷土料理はたくさん有り、今回のネマガリダケとウドと身欠きにしんの煮物は、その中でもごちそうとされていた一品です。
 ご存知のように、豪雪地のこの地域では、毎年4〜5mの積雪になります。 長く厳しい雪中の暮らしから解放された春に、最初の新鮮な食べ物が山菜であり非常に重要な食糧だったのです。ですから今でも、地元のおじいちゃんやおばあちゃんが山菜の場所を大切にし、宝物のようにしているのも理解できます。
 今回の料理は支配人自家製の味噌等を使うほど、力の入った料理になりました。さて気になる味ですが、山菜料理は苦手とおしゃっていた参加者が「これは美味い!」と箸をのばす姿がみえるほど好評でした。スタッフと参加者の方々の会話も箸が進むにつれて盛り上がり、笑い声が絶えることはありませんでした。支配人の昔話に耳を傾けたり、焚き火を囲んで話をしたり。 子供たちと一緒に遊ぶスタッフがいたり。 気がつくといつの間にか月が高くなり、寒さを感じる時刻となっていました。 皆様と過ごした時間はとても楽しく、思い出に残るイベントとなりました。
 次回の「昔を食べる会」は7月7日を予定してます。七夕の夜に、この地域でしか味わえない旬の味覚を楽しみながら、皆様と共に過ごせる事を楽しみにしております。

アブラコゴメのおひたし   ネマガリダケとウドと
身欠きにしんの煮物
 
コシアブラのおひたし   ネマガリタケ入りの
焼きおにぎり
 

 
みんなで、乾杯!   早速試食です。
 
 
食も進み、会話も弾みます。   焚火を囲んで、楽しい一夜が過ぎていきました。

レポート:津南キャンプ場スタッフ 島田誠一



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