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津南キャンプ場便り NO.7
 

「昔を食べる会」第2弾
 7月7日の七夕の日、幸いにも梅雨明けかと思わせるような天気に恵まれ、夕方6時半からキャンプ場内の一角で樋口支配人主催の「昔を食べる会」第2弾が開かれました。今回は2組5名のお客様と私たちスタッフだけということもあり、アットホームな雰囲気の中での会となりました。樋口支配人から今回の調理法の説明、山菜のあるポイントや保存方法などの山菜談義。また、キャンプ場ができる前の牧場の話も飛び出すなど、話は夜がふけるまで続きました。しかも「今夜は七夕」ということで、全員で星空を見上げ星座探しをはじめる場面もあり、天の川こそ見えなかったものの、お客様と楽しい七夕の夜をすごすことができました。

 

キャンプ場も山菜シーズンがそろそろ終わりになります。そこで支配人が山菜の美味しい部分だけを使い、腕をふるった料理8品がテーブルにならびました。

今回の献立
フキご飯 ワラビの醤油漬け
ミズナの醤油漬け ワラビの和え物辛し味
ミズナの納豆和え コゴミの和え物マヨネーズ味
ミズナの和え物キムチ味 ネマガリタケの味噌汁
 
ミズナの和え物キムチ味   コゴミの和え物マヨネーズ味
 
 
 ミズナは正式名ウワバミソウ(イラクサ科)といい、山の沢沿いや湿り気のある傾斜地に群生している多年草で4〜10月頃まで食べることができます。茎を熱湯で茹でて水に浸した後、皮をむいて味付けをします。多肉質で「シャリシャリ」とした歯ごたえがあり、山菜独特のくせがなく、さまざまな食べ方ができます。今回は納豆和えとキムチ味が好評でした。
 ネマガリタケは親指ほどの太さで、香り、甘み、風味の良いタケノコです。この地方は豪雪地域のためモウソウ竹が育ちにくいこともあり、「タケノコ」というとネマガリタケを連想するほど一般的な食べ物です。今回は特にその風味が生きるネマガリタケの味噌汁をつくりました。
 献立の中に、この時期にはないコゴミの和え物がありますが、これは支配人が5月に採った物を冷凍保存していたものです。このように、この地域では山菜を冷凍や塩漬け、乾燥、瓶詰め、等の保存方法があり、それをお祝い事の時や冬に食べる習慣があります。料理方法もさまざまあり、生活に密着した食べ物です。
 これらの料理を食べていると、「山にはうっめやんがいっぺあらんだぞ」(山に美味しいものが沢山あるよ)とおばあちゃんが言っていたことを思い出しました。そう、山全体がごちそうなんです。この豊かな自然と現在も生きている食文化を大切にしていきたいものですね。
 次回は秋の味覚が楽しめる9月29日を予定しています。皆様の参加をお待ちしています。

レポート:津南キャンプ場スタッフ 島田誠一



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