高原全体に分布しています。キャンプ場内では C・Dサイトの上に結構出ています。旬は新芽なら5月いっぱい〜6月上旬にかけてです。
ユリ科に属するこのオオバギボウシは、別名「ウルイ」と呼ばれ、飛騨地方では「ウリッパ」、「ギュッパ」などの名前で知られています。タラノメやワラビ、ゼンマイやフキのように、あまり食することで有名ではありませんが、ギボウシだけを狙って来山される人もあるくらいなのです。
このギボウシをおひたしなどにして食べると、口の中で「ギュッ、ギュッ」と音が鳴るところから「ギュッパ」と呼ばれるとの話しもあります。新芽を採るなら、タケノコのように細く地面から出てきた頃に採取すると、「アク」も少なく食べることができます。私もこのギボウシのファンです。
おいしい食べ方としては、まず新芽を湯がいてから冷水で最低でも半日から 1日ほどつけてから適当な長さにカットします。そのままマヨネーズ醤油でパクッといただく。これは本当に最高なのでぜひ一度試していただきたい。生野菜をボイルして食べるように、ギボウシ本来の味を楽しめます。30〜40cmくらいに生長したギボウシの茎を、塩を大さじ2杯ほど入れた鍋の湯の中に入れてゆでて食べるのもおすすめです。後はフキのように煮物にして食べるのも良いですね。
まだまだ山菜シーズンが続く南乗鞍キャンプ場へぜひご来場いただき、山の恵みの山菜をぜひ味わってみませんか。皆様のご来場をお待ちしております。
本日(21日)、キャンプ場より乗鞍岳を見入ると、山頂付近がうっすらと白く見えました。この時期なのに山には雪が少々舞い降りたようです。むろん御嶽も同様に…。
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