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キャンプ場最新情報 2002 掲載日:2002/06/07
管理釣り場最新情報NO.4/南乗鞍キャンプ場
フライ・ルアー専用池

 
新設したデッキ。釣りをしながら乗鞍岳を望めます。
 
 今回の調査当日は雲一つない晴天に恵まれ、新緑の向こう側には季節外れの大雪が降った乗鞍岳がくっきりと浮かび上がっていました。めったに見ることのできない美しい景色の中でロッドを振っていると、いつもの見慣れた釣り場が、モンタナどころかもっと素晴らしい環境に見えてきます。調査ということを忘れてしまうほど、気持ちのよい時間を過ごしました。
 
調査日時 2002年5月28日(火) 午後4時〜午後7時頃
晴れ
11℃
流れ込みで6℃、水深約3メートルで13℃
羽化状態 ユスリカ、ブユ
使用タックル MUJIオリジナルロッド8'6"#5、リーダー4X12ft、7X12ft
使用フライ スタンダードミッジ#24、エルクヘアカディス#14、
ビーズヘッドヘアーズイヤ、MSC#11ほか
 
   ここ2週間程、気温が低い毎日が続いています。前回はドライフライに対しての反応が思わしくないとレポートしましたが、今回の魚たちは、気温の低さに慣れたせいか頻繁にティンプルライズを繰り返していました。おそらく、大量に発生しているユスリカ(フックサイズ:#18程度)を捕食しているのでしょう。
   
 
ユスリカ

池上で大量に羽化しました。レインボーたちのごちそうです。
   
 

 早速、7Xのティペットに#18のユスリカを模したモスキートフライ(ショップで同じフライを販売)を結び、フライからフンワリと着水するように心掛けキャストしました。右手にはラインを持ち、フライ周辺に漂うティペットのフケを素早くとり、左手でロッドを握り締め、突然のアッタクに備えてスタンバイしました。しばらくすると、水面に吸い込まれるように小さなフライが消え、ゆっくりとラインが走り出しました。細いティペットを使用しているので、切れないよう慎重にロッドを立て、確実にフッキングさせました。

   
 
力強い引きにしなるロッド

♯5のロッドが水中に引きずり込まれるほどの勢いでしなるほど、引きが強いです。
 
必死で抵抗するレインボー

負けてたまるか! 近くに寄らず、なかなかランディングできませんでした。
 
   縦横無尽に走り、ようやく顔を見せたのは、銀一色に染まったレインボーでした。その後さまざまなフライにチェンジしましたが、ドライフライ・ニンフフライ問わず反応は上々。ドライフライであれば#18以下のもの、ニンフフライであればゴールドビーズである方が、反応が良かったようです。
   
  今回の調査で釣れたレインボー(ニジマス)たち
 

小さなフライを吸い込むように咥えたレインボー。まぶしいくらい銀色に輝いていました。
 
強烈な引きを楽しませてくれました。その動力はナイフのように鋭い尾ビレです。
   
 

野生味あふれるレインボー。スマートながら、ファイトは申し分ありませんでした。


  池周辺の風景もご覧ください。
   
 
つぼみ膨らむズミ

ズミの花は真っ白く華やかで、高原に訪れた人々の目を楽しませてくれます。

レポート:南乗鞍キャンプ場教室担当 播摩 和之



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