順調に雪が解け続ける津南キャンプ場の積雪量は、現在多いところで約1m 30cm、少ないところで約30〜50cmまでになりました。日当たりの良い、頂上付近にあるサイトでは、写真でも分かるように雪がほとんど消えてしまったところも出てきたほどです。
雪が解けた地面からは、いっせいに土筆(ツクシ)が出始めています。いよいよ土筆が顔を出したということは、本格的な春に突入したんだと実感させてくれます。ちなみに土筆は、トクサ科の多年草でスギナの子供です。スギナには薬効成分が含まれ利尿、夜尿症、鎮咳、解熱等の作用があるとのことで、昔の人は(今でもそうですが)スギナを煎じてスギナ茶として飲用していたそうです。前回にお知らせしたフキノトウもそうですが、春の山菜には体に良い成分がたっぷり備わっています。これから採取できる山菜はさらに増えますが、どんな薬効があるのか調べながら探してみるのはいかがでし
ょうか。
さらに春の気配が強くなるにつれて、キャンプ場付近の山々の緑が一段と色濃くなり、春の紅葉シーズンに突入しました。「春の紅葉?」と不思議に思われる方もいらっしゃると思います。春になると暖かい陽射しに照らされ、新芽が顔を出し始めます。それと同時に、昨年の秋から木に残っていた古い葉が赤く色づき落ちていく様子が見られます。それが「春の紅葉」なのです。
「春の紅葉」は4月上旬が見頃なので、皆さんがキャンプ場に来る頃には、残念ながら見ることができないと思います。しかし緑の葉でいっぱいになった木々の美しい風景が楽しめると思いますよ。
今後もキャンプ場の最新情報のほか、山菜や植物などの情報も随時写真を交えてお伝えしていきます。ぜひご覧ください。
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