[2]うちで洗うことについて
素材別衣類の洗い方
全自動洗濯機は大抵、標準コース、デリケートな衣類用のドライコース(手洗いコース、ソフトコース)など、汚れや素材によってコースが選べるようになっています。家庭では、衣類はどのような洗い方をされているのでしょうか。素材別に聞いてみました。
綿のTシャツ、シャツ、パンツ、スカートなど綿の衣類はほとんど家庭で洗濯されていますが、うち8割は標準コース洗いです。
ウール・ウール混のセーターも家庭で洗濯する人は7割と多いのですが、洗濯機のドライコースで洗う人が4.5割で、洗濯機は使わず手洗いをする人も2.5割と、デリケートな衣類に対応した洗い方をしています。
麻・麻混の衣類に関しては、持っていない人の割合が高いのですが、標準コースで洗う人の割合は比較的低く、ドライコースや手洗いの人も見られます。
一方、ウール・ウール混のジャケット、パンツ、スカートになると、クリーニングに出す人が半数を超えます。カシミア・カシミア混のセーターは4.5割の人がクリーニングに出しています。
洗いあがりの不満点(衣類別)
汚れや素材によってコースを選べるようになって便利な全自動洗濯機ですが、家庭で洗濯する場合の不満点を素材別に細かく聞いていくと、思ったような洗い上がりにならない場合も出ていることが伺えます。
うちで洗うことの多い綿・綿混の衣類の洗いあがりの不満点
綿・綿混の洗濯に関する主な不満は、・衣類を傷めたくない・シワやヨレ、型崩れ、風合い、色落ちですが、特にTシャツやシャツは襟やそで口など、部分的に落ちない汚れが気になっています。さらに不満や要望をフリーアンサーで聞いたところ、約2500件寄せられました。
色落ち、ヨレ、縮み、型崩れなどの不満が目立つことからみても、衣類の耐洗濯性が求められています。
一方、色落ち色移りにより、洗濯物全体がピンクや青に染まってしまったとか、黒っぽい衣類に繊維屑がついてしまったなど「まとめて洗ったことによる失敗」、脱水時間が長くてシワになる「洗濯機の使い方の問題」、ハンガーの跡がついた「干し方の問題」が目立ちます。
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襟(首)の部分が伸びてしまう。Tシャツによってはあまりのびないものもあるので、そういう工夫が全部にあればいいのにと思います。
(女性・30代前半・ひとり暮らし)
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Tシャツは型崩れしやすいので、つり干しでも型崩れしなければよいのにと思う。つり干しでないと、洗濯物の干す場所が限られているから、量を干せないし。
(女性・30代後半・夫婦+子供世帯/専業主婦)
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新品の赤い手ぬぐいと一緒に洗った夫の綿シャツ(下着)を、素敵なパステルピンクにしました。
(女性・40代前半・夫婦世帯/専業主婦) -
綿のパンツの代表的なアイテムといえばジーンズ。よく白いものと一緒に洗ってしまい、ほんのり青く染めてしてしまいます。
(女性・30代前半・夫婦世帯/共働き) -
毛羽立つものと一緒に洗って、紺のズボンが真っ白になったことがあります。とるのが大変でした。
(女性・30代前半・夫婦世帯/共働き) -
タオルと一緒に洗ったら、毛玉がすごいついてしまった。
(女性・40代前半・ひとり暮らし)
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脱水の時のシワが伸ばして干しても残ってしまう。綿だからアイロンかけるのもなんか癪だし。
(女性・30代前半・夫婦世帯/共働き) -
乾燥機にかけるとシワやヨレが確実に発生し、直すのは難しいため、どうにかして発生しないようにしたい。
(男性・40代前半・夫婦世帯/専業主婦)
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綿のパンツをきちんと伸ばさないで干したら、シワシワに...。手を抜いてはいけないと思いました。
(女性・20代後半) -
夫のシャツと私のシャツのサイズがちがうけど、ハンガーは同じサイズなのでたまに変な形になってしまう。
(女性・30代前半・夫婦+子供世帯/専業主婦)
普段着のものは洗濯機で普通に洗い、ベランダで普通に干していますが、濃い色のTシャツの肩の部分だけ、特に色落ちしている事があります。日焼けなのかな~?