研究テーマ

[3]洗濯の分け洗いと、アイデア

洗濯の時に分け洗いをしている人は、「毎回」、「ほぼ毎回」を合わせると半数を超えています。「ほとんど分けていない」、「分けていない」人は合わせて4分の1。
分けている人が多数派でした。

分け洗いの内容は、大きく4つに分けられます

分け洗いの内容をフリーアンサーより拾ってみました。
「衣類の風合いを損なわず汚れを落とす」この実は相反する事柄を、洗濯機に任せてバランス良く行うには、ちょっとしたコツや知恵が必要なようです。

1.予洗い

汚れが強い部分は、洗濯機に入れる前に手洗いする。
靴下などは、固形石鹸でこすってから、洗濯するときれいに落ちる

2.区別洗い

白物と濃い色のものは一緒に洗濯しない。
上半身用と、下半身用を、分けて洗う。特に、下着などは、絶対に。

3.手洗い

ウールのセーターは自宅で手洗いする。
自分の下着は手洗いするようにしている

4.洗濯ネット

下着、ストッキング・タイツ類、薄手の生地の衣類、ひもつきで絡まる恐れのあるものなどを仕分けしている。
黒い衣類はネットに入れると白いポツポツがつきにくい。

洗濯ネットは毎回使う、ほぼ毎回使うを合わせると、約9割の人がネットを使っています。

洗濯のコツやアイデア

親や祖父母の世代から教わった洗濯の習慣や便利な道具、日常的にしている洗濯のコツやアイデアを聞いたところ、分けて洗う、便利な道具を使う、上手な干し方など、約5000件ものさまざまな意見が寄せられました。一部をご紹介します。

分け洗いで洗濯上手
  • 家では3回に分けています。
    1回目は肌着やトランクス、2回目はTシャツやパンツ、3回目はタオル、垢すり等。ある程度分けて洗わないと服の形が崩れるのでそうしています。

    (男性・20代後半)
  • 夫のワイシャツの襟汚れは固形石鹸をじかにこすり、その後歯ブラシなどで洗い、繊維の奥の汚れをかきだしてから、更に襟汚れ用の洗剤をつけて洗濯機にいれる。

    (女性・30代後半・夫婦世帯/共働き)
  • 白物と濃い色のものは一緒に洗濯しない。色物の最初の洗濯は単品で洗濯。

    (男性・40代後半・ひとり暮らし)
便利な道具
  • 洗濯ブラシ。
    ワイシャツの襟袖の汚れに固形石鹸を塗りつけて、軽く擦ると専用洗剤よりはるかに汚れがよく落ちます。これをするようにしてからはワイシャツをクリーニングに出すことがなくなりました。

    (女性・20代後半・夫婦世帯/共働き)
  • 洗濯板。がんこな泥には、固形石鹸と洗濯板できれいに落とせる。
    コンパクトタイプの洗濯板を使用中。

    (女性・30代後半・夫婦+子供世帯/共働き)
  • 優れた技術の洗濯機が頑張ってくれるので楽ちん楽ちん♪

    (女性・40代後半・夫婦+子供世帯/共働き)
上手な干し方
  • 何かの本で読んで実践しているのですが、洗濯後、シワを伸ばしてたたんでから干すと、シワがのびます。めったにアイロンを使いません。

    (女性・30代前半・ひとり暮らし)
  • 濡れている時に スプレー糊をかけ、形を整えて干す。特にブラジャーは形が崩れない。綿シャツ、白衣の襟、袖口、ポケットの入り口等にスプレーして置くと汚れが付き難く、落ちやすい。

    (女性・50代後半・夫婦+子供世帯/共働き)
  • 麻は生乾きのうちにアイロンをあててしわをのばしてからもう一度陰干しするとピンとします。

    (女性・40代後半・夫婦+子供世帯/共働き)
おすすめの洗剤類
  • ウタマロ石鹸という青い石鹸が上履き、靴、衣服の下洗い(Yシャツの襟袖etc)の汚れがよく落ちる

    (女性・40代後半・夫婦+子供世帯/専業主婦)
  • アルカリセスキ炭酸ソーダを溶かした水をワイシャツ汚れ(えり、手首)に吹きかけて洗濯するとほとんど汚れが落ちます。

    (女性・30代後半・夫婦+子供世帯/専業主婦)
  • お風呂の残り湯を使って洗濯すると、汚れ落ちもよく水道代も節約できます。汚れがひどい部分に固形石けんをすりつけてから洗濯機にかけると、より汚れが落ちやすくなります。
    また、粉石けんを使い始めてから、色柄ものはくっきりと、白いものは真っ白に洗い上がるので、洗濯がとても楽しくなりました。洗濯が楽しいかどうかは「きちんと汚れが落ちているかどうか」による部分がかなり大きいと思うので、おすすめです。

    (女性・30代前半・夫婦+子供世帯/専業主婦)
その他の知恵
  • 洗濯そのものを苦痛に感じたことがないです。自分で洗濯できないものを買ってこない、というのがコツでしょうか。

    (女性・40代前半)
  • Tシャツ等の首を輪ゴムでまいて洗う

    (男性・20代前半・ひとり暮らし)
  • 毛玉のケアも含めて、洗濯もオシャレの一環である思っている。

    (男性・30代後半・ 夫婦+子供世帯/共働き)
  • インディゴ染めを洗う時、少量の酢を入れると色落ちしにくい。

    (女性・20代後半・ひとり暮らし)
  • 歌を歌いながら干す??♪♪♪

    (女性・30代前半・夫婦+子供世帯/専業主婦)
かおりを楽しむ
  • やっぱり良い香りの洗剤を使う事。お部屋いっぱいに広がる良い香りで癒される!

    (女性・30代前半・ 夫婦+子供世帯/共働き)
  • 柔軟剤を、色々な、香りを、持っている。

    (女性・50代後半・ 夫婦+子供世帯/共働き)
  • 柔軟剤の匂いが苦手です。最近、洗濯機にアロマオイルを数滴いれてほのかな香りを楽しんでいます。

    (女性・30代前半・ 夫婦+子供世帯/共働き)

洗濯に柔軟仕上げ剤を使う人は多い

「洗濯のコツやアイデア」に、香りを楽しむというコメントが目立ちました。
しかし、パリッとした感触が魅力の麻・麻混の衣類にも同様に柔軟剤を使っている人もいて、素材の風合いを柔らかくするためだけでなく、香りをつけたいということで柔軟剤が使われるケースもあるようです。