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- DIY(フル)
木部をペンキで塗ってみました(塗装編)
お待たせしました! それでは早速はじめていきます
前回は準備までを紹介したので、今回はその塗装編です。4畳半の和室の木部を白くしたら、どのくらいの変化があるのか? たのしみです。
まずはハケで外周や四隅、凹みなどのローラーで塗れない・塗りにくい部分を塗っていきます。
ローラーで塗ることを見越して、四隅などはハケ幅(今回は50mmのものを使っています)よりも大き目に塗っておきます。 そうすると、ローラーで塗りにくい端まで塗らなくていいので作業が楽になりますよ。
広範囲を塗装する際には、ぜひ使ってもらいたいペンキ用ローラー。均一に塗料を広げるので、ハケよりも塗りムラができにくいというメリットもあります。
サイズ違いも使えば、細長い面を塗ることも。 このくらいの幅であればハケでも十分ですが、ローラーの方がペンキをたくさん含むので効率が上がります。ただ、塗っている面よりローラーが大きいときはハミ出しに注意してください。マスキングテープはとても優秀ですが、過信は禁物です。
ひと通り塗るのに2時間ほど
こんな感じで木の部分を直接白く塗っていくワケですが、明るい色であるほど1回では完全に色がのりません。今回は下地の木部が暗くて濃い色なので、なおさらです。2回3回と、乾いたら上から重ねて塗るという作業が必要になってきます。
1度塗りの状態です
まだ下の木部が透けていますね。すぐに塗り重ねたいところですが、ペンキは最低でも1時間、できれば1日ほど乾燥に時間をあけたいモノもあります。塗っている時間よりも長いのが乾燥を待つ時間という不思議な作業がペンキ塗装なんです。
途中で乾燥待ちの休憩を1時間ほどいれて、17時までひたすらペンキを塗りました。室内の木部は限られていましたが、押入れ内は壁も天井も、上部の収納スペースも白くしたので全員どこかしら白くなってしまう結果に。
いらない服やレインコートは必須です
2度塗りした状態ですが、まだ真っ白とはいきませんでした。これは木材のヤニが浮き出てきてきれいに塗れていない状態です。新品じゃないので直接ペンキを塗っても大丈夫だろうと思っていたら、まさかの事態。基本の順序の大切さを感じつつ、塗ったペンキの上から補助剤を塗ることにしました。
使用したのは、日本ペイントさんの「水性 カチオンシーラー(乳白色)」
本来はペンキを塗る前に「シーラー」を塗ります。この補助剤には、ペンキが木に吸収されるのを防いだり、ヤニが浮いてくるのを抑制する効果があるんです。塗料の密着性を高める効果もあるので、今回のように明るい色を塗る場合はシーラーをはじめに塗ってくださいね。
乾燥の時間も考えて、今日の作業はここまで
次回もそのまま使えるよう、バケツごとビニールで覆っちゃいます。マスカーがあったので利用していますが、しっかり結べばゴミ袋なんかでも大丈夫だと思います。また2〜3日中に作業をする場合は、同じようにしてもらえれば少しラクできるかもしれません。
まだ途中ですが、ビフォー
アフター
遠目だとすっかり白一色になりました。木部の色が変わるだけで、こんなにもイメージに変化がでるんですね。のこる重ね塗りも頑張ってやりきろうという気になります。
次回は、塗装と同時進行でやっていた壁紙剥がしのレポートです。
塗ったり剥がしたり、部屋中をDIYするのにやること山積みのトーリー家のDIY(フル)。DIYプランの目玉である「3ヶ月間の無償貸与期間」で作業が終わるのか? 終わらせなきゃいけないわけではないけれど、どうせなら終わらせたいと思うトーリーでした。
- DIY(ミニ)
ポリプロピレンケースにひと手間加えてみました
千里青山台団地もすっかり色づいてきました
最近イベントレポートが多くてDIY(ミニ)っぽさが薄れていたので、満を持してそれっぽい記事をお届けです。
この部屋でもっとも数が多く、稼働率も高い無印良品のポリプロピレンケース。ホーリーのは押し入れ用なので、容量も十分。パッと見では統一感もあって非常にオシャレ。けど近寄っていくと...
中身がちょい透けしているので、入れているモノによってはゴッチャリ感がにじみ出てます。「うっすらと中身が見えることで、ラベルを貼らずに中身がわかる」というメリットが裏目にでる不測の事態。
じゃあ、中身を隠してラベルを貼ろうってことで用意したのが100円均一の画用紙です。サイズはA3。
これを正面の大きさに合わせて切り出して、入れるだけで...
ハイこの通り
秋に合わせてそれっぽく。せっかくのオフホワイトに色を被せるのってどうなのよ? って思ってましたけど、色が入るだけで見違えるようです。中身が見えて気になるっていうホーリーみたいな人じゃなくても、気分転換にサクッと遊べていいですよ。
固定は両面テープで
ポリプロピレンケースに貼りつく側は、例によって布に軽くあてて粘着力を低くしてます。DIYって心変わり前提の作業が多いので、すっかり身についてしまいました。
そんなDIY(ミニ)の制作費は300円(税別)で、制作費時間は約1時間。いまならハロウィン風の壁紙を入れたり、絵心皆無なホーリーにはできないオリジナルなデザインを描くのも楽しかろうと思います。ポリプロピレンケースに飽きがきてる方やキズがいっちゃって買い替えを考えている方、いちどお試しあれ。
- DIY(ミニ)
無印良品 有楽町「MUJIインフィル・ゼロ」のコーナーに行ってみた
無印良品 有楽町がリニューアルオープンしてから、すでに2ヶ月。
リニューアルオープンそのものについては、三鷹の家ブログで面白おかしく紹介されてます。他の店舗とはまるで違ったカタチに進化しているので、気になった方はレッツゴー。
今回ホーリーがお邪魔したのは、3階にある「MUJI INFILL 0」のブース。
シックリこないマンションの内装を、まるっとリノベーションしたい! という気持ちを後押ししてくれるのがこのスペース。その名前にあるように、余計なものを全部取ってゼロに戻してしまおうっていう大胆な提案です。
「必要なものだけを残して、自由にプラスしていける空間をつくる」
ここで住空間のことをキャンバスって言ってるの、無印良品っぽくて面白い。MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトの住宅がまさにそんな感じだったので。あの真っ白部屋はオタクなホーリーの色に染まりまくっていました。
プラモ×マンガ×ミドリ
これまでは、リノベーションされた部屋を探すしかありませんでした。けど、これからは自分の部屋や見つけた物件で、同じようなことができるかもしれないってワケです。
「自分らしく暮らすためのすっぴんの住空間(一例)」
ゼロに戻すってどこまで? っていうと、ザックリここまで。これはパンフレットに載ってる部屋ですが、一度コンクリートやサッシ以外の取れる部分を全て撤去します。そして、床材をまるっと交換して、キッチンなどの水場を整えた状態で渡してくれるそう。すっぴんというか、すっぴん風メイク状態。
ここまでやってお値段600万円
内装のリノベーションに加え、断熱性能の強化やサッシの2重化なども含んで、70㎡の工事代は600万円。これは部屋をゼロの状態にするまでの価格ですが、それでも平均より100~200万円程度お得なんだそうです。
「MUJI INFILL 0」のブースで受け付ける相談は、ザックリこの4種類。
1.東京23区内のマンションであること
2.新耐震、または耐震補強済みの物件
3.部分リフォームには対応できない
4.木造、鉄骨造には未対応
など、「MUJI INFILL 0」のプランを契約するためにはいくつかの条件があります。けど、とりあえずどんなモノか知りたいじゃないですか? 知識0の状態でも、基礎から教えてくれるのがこの相談会。これを聞いてからリノベーションを考えるのでもOK。
「私のマンションでも対応してますか? 調べたけどよくわからなくって...」
「リノベーションすることは決まっているので、他社とも比較したい」
「引っ越し先をこういう空間にしてみたくて... まだ新居の候補もないんですけど」
「こんなライフスタイルなんですけど、私に合う間取りってどんな感じですかね?」
などなど、一応項目で分かれていますが、相談しているうちに様々なところに話が及ぶので気軽に行ってみるのがいいと思います。そしてアドバイザーさんいわく「意外とインテリアコーディネートで解決する相談も多いですね」とのこと。
聞いてみなくちゃわからない
そこは数多のインテリアを扱う知識と経験のある無印良品。相談会の中で、リノベーションが必要か?それともインテリアのコーディネートで対応できそうか?いろいろと提案をしてくれます。「これはインテリアの相談で解決できそうだ」と合意したら、担当さんが要望や情報も含め、インテリア相談のブースに引き継いでくれます。ド親切。
分厚いファイルや資料を手に、それはもう親身になって対応してくれます。こちらの相談に対して浴びるようにアドバイスをもらえるので、モヤッっとしている方は視界がクリアになること請け合い。
間取りや収納でお困りの方は、ぜひ「MUJI INFILL 0」のブースへ。
相談会は完全予約制なので、「MUJI INFILL 0」のページから予約申し込みをしてくださいね。
※ここで朗報
築年数が古くて耐震改修がまだでも、証明を発行できる物件もあるそうです。23区内のマンション在住、または引越し予定だけど耐震補強が... という方。諦めないで相談をぜひ。今後はエリア拡大予定の話もなきにしもあらず、ということで地方にも望みはあるそう。カモン大阪!
- DIY(ミニ)
カリグラシ マガジンってなに? グランフロント大阪で開催中のイベントにいってきました
いよいよ木々が色づいてまいりました
とか秋っぽいことを言いつつ、寒さに目が覚めて深夜に羽毛布団を引きずり出したホーリーです。千里青山台団地の顔でもある74棟もお色直しをして、冬支度の真っ最中。先日観た映画の影響で、向こう側から巨人が顔を出しそうなんて思って写真を撮りました。思いません?
さて今回は、グランフロント大阪で開催中の「アワーズ カリグラシマガジンと50人のクリエイター」で開かれたイベントの様子をお届けです。
OURS KARIGURASHI MAGAZINEは、2015年の2月に創刊されたwebマガジン。UR都市機構とOURS.編集部のみなさんが、写真家、イラストレイター、デザイナーなどのクリエイター達と協力して貸すこと、借りることの魅力を再発見」しようってインターネットで発信されています。
「無印良品の場所 お借りします。」
WEBマガジンの作品の一部を現実に展示して、その会場でこの作品を作った人達のお話を聞いちゃおう! というのが今回のイベントの趣旨。中でも、OURS.に参加しているクリエイター50人の「なぜか捨てられないものを集めた展示」は「なんでこんなものを?」とお客さんの好奇心を煽っていました。
この人どこかで...
と思ったらやっぱり! トーリーが会場に来てました。実は、少し設営のお手伝いとしてボードにクギを打ったりパネルを貼ったりしていたそうで、落合団地DIYの過程からその様子が目に浮かびます。
「もっと暮らしにスケッチを!!」
「暮らしと写真」
そんな会場ではトーク&スケッチの参加型イベントと、写真家さんのトークセッションが開催。どちらも事前予約で満席となり、当日に会場を通りかかったお客さんで立ち見もでる盛況ぶりでした。
タケウマさん(左)とyamyamさん(右)のスケッチ教室
スケッチブックと画材が配られると、唐突にグルグルと勢いまかせの線を引かせるイラストレーターのおふたり。せーので始めると、描き始めるのに時間のかかる方も中にはいますよね? そんな方でも、はじめに筆の勢いをつけてあげるとすんなり描き始められることが多いんだそうです。なるほど。小学生のホーリーにも聞かせてあげたい。
それでもはじめは戸惑いを見せる参加者が多い中、タケウマさんが黒いカメラの絵をオレンジ色で塗ったり、yamyamさんが緑色で人形を描いて見せたあたりから「そういう感覚でいいんだ」って流れが変わったように見えました。
約1時間のスケッチ教室でしたが、2枚3枚と個性豊かなスケッチが次々と完成。最後は今日イチの絵を選んで、参加者で見せ合って談笑しました。OURS.で掲載されているようなスケッチは難しそうだけど、今回のようにコツを掴んでしまえば意外となんとかなるそう。「普段から気軽にスケッチしてもらえたら嬉しい」と、賑やかな雰囲気で楽しませてくれました。
スケッチ教室の熱も冷めないうちに、写真家によるトークイベントが開催。OURS.では「7DAYS」というほぼ毎日更新される団地の写真コーナーがあり、これまでに17名!の写真家の方々が参加され、今回はその中から4名が登壇されていました。
竹田 俊吾 さん 金サジ さん
平野 愛 さん 佐伯 慎亮 さん
平野 愛 さん 佐伯 慎亮 さん
みなさんそれぞれにファッションであったり建物であったり、同じ写真家といえど視点の違う場所からの意見がどれも面白い。写真を撮る人はカメラ以外にも興味の対象があって、撮影する中で発見したアレコレは聞いていて楽しくなりました。
なりゆきでカメラをはじめたホーリーには、目からウロコのトークセッション。「写真を撮らせて と声をかけられたら不安に思うか?」という会場への質問に、ほとんどの方が思わないと答えたのが印象的! だったので、それを信じてこれからも頑張って写真を撮ろうと思うホーリーでした。
現在開催中の「アワーズ カリグラシマガジンと50人のクリエイター」は10月14日、来週の水曜日まで開かれています。大阪梅田へお立ち寄りの際はぜひ、無印良品 グランフロント大阪へ行ってみてくださいね!