10人の旅のノート WHERE to GO TRAVEL & WRITING

描かれたプレートからおいしい香りが漂うような、
食卓風景がぎっしりつまったノート

細川亜衣ほそかわあい 住まいのある熊本を拠点に、各地で料理教室や料理会を主宰。熊本の豊かな食材を独自の視点で料理し、発信することにつとめている。近著に「食記帖」(リトルモア)。//aihosokawa.jugem.jp/

旅の行き先

シチリア(イタリア)・エトナ山のふもとの村。

このページにまつわる思い出は?

ホームステイ先のご夫婦に、時々友人宅でのディナーにあちこち連れて行っていただくのが何よりも楽しみでした。20年近く経った今でも、食卓を彩っていた料理、人の声、食堂の陰影などが鮮やかに蘇ります。招き、招かれる喜びを教わったのもこの頃のような気がします。

旅のノートを選ぶ時のこだわりを教えて下さい。

いくらでも書き足すことができて、すぐに手に入れることができるように、イタリアで学生が使うルーズリーフを愛用していました。聞き書きのレシピを書き溜めていたのも、同じ紙です。