


MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト
団地リノベーション完成 ここだけの話 2018
※このレポートは、2018年1月14日に多摩ニュータウン ベルコリーヌ南大沢集会所で行われたトークイベントの模様を採録しています。
- 川内
- ここまでMUJI×UR 団地リノベーションプロジェクトの取り組みとして住戸リノベーションをご紹介してきました。ここでちょっと視点を変えて、その先の団地の未来について取り上げてみたいと思います。
無印良品は、WEBサイトで「みんなで考える住まいのかたち」として、いろいろなコラムなどを取り上げています。その中で実現しているもの、これからの実現が期待されるものなどさまざまです。
その中の一つのコラム「もしも団地の集会室をキッチンスタジオにできたら」について、皆さんと考えてみたいと思います。

- 神村
- 多摩ニュータウン ベルコリーヌ南大沢の集会所は、ご覧のように住棟に囲まれた中央に位置しています。URとしても、この集会所が積極的に使われることに期待しているところです。今回のMUJI×UR 団地リノベーションプロジェクトの動きの中で、無印良品との連携で魅力的な集会所ができないかと考え、この度、集会所の中の一室をリノベーションすることとしました
- 松本
- まず大切な事は、本格的なキッチンをシェアできるということ。機能的で高カロリーなコンロ、ケーキやパンも焼けるガスオーブンなど、自宅のキッチンではできないことも、ここにくればできるということが住人の方々に伝われば、人が集まる場になるのではと考えています。
食を通じてのコミュニティは、最も引きが強いものの一つと考えています。ママ友が集まってのケーキ作り、キッズ料理教室、カフェを開きたい人の練習場所として、そして住民にそれを振る舞う場所として、 その上で、空間全体も改修を行っています。壁には無印良品の店舗でも使用している杉材や住戸でも使用しているラワンフローリング、キッチン、家具といったものです。 - 川内
- この集会所の使い方は、まだまだ議論中ですが、若い人たちの集いの場となることを期待しています。団地のファミリーの人たちにも積極的に利用していただき、団地のコミュニティの中心の場となることも期待したいところです。この集会所が今後、どのように使われていくのか、本日お越しいただいた皆さんにもぜひ、注視して頂けたらと思います。
本日はありがとうございました。