MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト
6/2 MUJI×UR トークセッション 「モデルルームから考える団地の暮らしと収納」

※このレポートは、2024年6月2日(日)に無印良品 グランフロント大阪で行われたトークイベントの模様を採録しています。

part1:団地との馴れ初め
松本
本日はお集まりいただきありがとうございます。
「MUJI×UR 未来の日本の暮らしを考えるトークセッション」を始めさせていただきます。本日、司会と進行を務めますMUJI HOUSEの松本です。よろしくお願いいたします。
荻野
UR都市機構の荻野と申します。よろしくお願いいたします。
白水
皆さま、おはようございます。
無印良品グランフロント大阪でインテリアアドバイザーをしております白水と申します。本日はよろしくお願いいたします。
松本
ありがとうございます。
本日のプログラムですが、4つのセクションに分かれています。 初めに、登壇している3名の団地の馴れ初めをお話させていただき、どのように団地と関わってきたかのお話しをします。次にMUJI×URのモデルルームとインテリア相談会の紹介、登壇メンバー3名がプロの目線で見たMUJI×URモデルルームの紹介をさせていただきたいと思います。
松本
最後は、未来に向けてMUJI×URのモデルルームでどのようなことができるのかのクロストークをさせて頂きます。
トークイベント後には、実際にモデルルームを登壇メンバーと一緒にご覧いただきたいと思います。

まず、登壇している3名の団地の馴れ初めをお話させていただきます。
松本
まず、私、松本からお話をさせて頂きます。
以前は設計事務所で働いていたのですが、結婚してこどもができ、狭いアパートではなく広い家を探さないといけないと思った時に団地と出会いました。
横浜にある桜台団地が初めて住んだ団地なのですが「こんなにいい住まいがあるんだ」と、その時から団地にはまってしまいました。
桜台団地に数年住んでいたのですが、団地好きが高じて2014年に MUJIHOUSEに入社をしました。 MUJI×URのプロジェクトは12年目となりますが、私は10年くらいMUJI×UR団地リノベーションプロジェクトの全国の住戸設計などを担当しています。
次は、荻野さんに団地との馴れ初めを伺いたいと思います。
荻野
改めまして、UR都市機構の荻野と申します。
私は今、UR都市機構で UR賃貸住宅で取り扱っている団地の住戸で、皆さまにご案内するには少し古くなってしまったような住戸などをリノベーションし、再度ご紹介するため、改修の企画や工事業者さんと調整などを行う仕事をしています。
荻野
URの団地には、昭和・平成にできた団地だけでなく、令和にできた団地もあるのですが、令和の団地は新しすぎて守備範囲外で、主に昭和・平成の団地の改修を担当しております。

また、住戸内だけではなく、皆さまの生活のお手伝いをする窓口で、初めて団地に来る方に鍵をお渡しする場所でもあるURの「団地管理サービス事務所」も 少し古くなってしまっていたりするので、デザインの改修の企画検討を行ったりしています。
そのほか、URの団地には必ず「集会所」があります。居住者の方に使用料として少額お支払いをいただくのですが、借りていただければ自由に使える場所となります。
荻野
その一例で、こちらの資料にある写真は、あまり使用されていなかった集会所をテレワークできる場所にしようと改修を企画した事例です。
松本
ありがとうございます。
続きまして、白水さんよろしくお願いいたします。
白水
松本さんと荻野さんは設計を行っていらっしゃいますが、私は無印良品に入って20年、インテリアアドバイザーをしています。
団地との関わりは、小さい頃住んでいた町に大きな団地が2つあり、同級生の友達が団地に住んでいる人が多かったです。
白水
団地に住んでいる友達は、一緒にみんなで帰ったり、お母さん同士が仲良かったりと、チームワークが良かったです。
私は当時一戸建てに住んでいたのですが、「とってもいいな」という憧れがなんとなく幼少期にありました。
良品計画に入社して、5年前ぐらいにイオンモール堺北花田という店舗にいたのですが、その時に「団地のブログを1年間やりませんか?」というお話をいただき、「ぜひやりたい!」と手を上げました。
白水
イオンモール堺北花田のスタッフが1年間住んでいる住まいを「団地ってどういう風に住んだら心地いいんだろう?」や 今日もお話しさせていただく「収納どうしよう?」など、団地の良さを味わいながら1年間ブログで情報を発信していたので、そもそも団地がとっても好きで、関わっているという感じですね。
ブログの内容についてですが、最初に団地だけではなくて、部屋を選ぶコツなどを伝えました。
白水
こちらが初回の記事になるのですが、住まいを選ぶときにどのようなことを考えたらいいか?というのを1年間ずっとブログで配信していたのが団地との深い関わりです。
お店の方でもMUJI×URにお住まいのお客様がプランニングのご相談で来店いただいたりと、日々そんな感じで団地に携わっています。

ご紹介したブログはホームページ上にアーカイブがあるので、ご興味ある方はぜひご覧ください。
松本
ありがとうございます。
次のセクションですが、URさんって何をしているの?やMUJI×URのプロジェクトってどのようなことをしているの?無印良品ではどのようなサポートを受けることができるの?などをお話ししたいと思います。