


MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト
トークイベント「団地リノベーションの部屋に暮らす」
※このレポートは、2013年10月5日に無印良品の家グランフロント大阪家センターで行われた、パネルディスカッション式のトークイベントを採録しています。
- 長谷川
- それでは5つのプランについて紹介していきます。
MUJI×UR Plan 01 [Re+001] 「リバーサイドしろきた」(大阪市都島区)
バルコニー側の和室の間仕切りをなくして、キッチンと合わせて一室空間としました。

- 長谷川
- そして、一面の壁はコンクリートがむき出しになっています。これはURにとって、とてもショッキングな写真です。1つは、クロスを剥がしたらキレイなコンクリートが出てきたので、そのまま生かすかたちで使いました。 もう1つは、コンクリートと素地の木の部分がむき出しなのが普通ではないところです。無印良品の豊田さんはコンクリートを残したい、そして木は私が残したいと考え、どちらも実現しました。

- 長谷川
- また、キッチンについては「組合せキッチン」と呼んでいるもので、テーブルを付ける場所を「対面」「側面」から選ぶことができます。


MUJI×UR Plan 02 [Re+002] 「リバーサイドしろきた」(大阪市都島区)
広さは60m²です。バルコニー側の和室をなくして一体空間としました。この部屋の特徴は、私たちが商品開発した「麦わらパネル」です。いらなくなった麦わらを圧縮しパネルにしました。
キッチンは独立型。テイストを変えて、色々なバリエーションをみせようということで、むきだしのステンレスキッチンを設置しています。


- 長谷川
- また、特徴的なのが、ベッドの頭部分が元押入れに入っていることです。押入れスペースの有効活用事例です。子どもでも大人でも、一人が入るにはちょうどいいスペースです。

- 長谷川
- そして、床材は私たちが開発し「麻畳」を畳の代わりに採用しています。
ぜひ肌触りを確かめてみてください。
MUJI×UR Plan 03 [Re+003] 「泉北茶山台二丁」(堺市南区)
今日ゲストでお越しいただいているTさんのお宅もこのタイプです。床材は麦わらパネルです。
のちほど詳しくお話していただきます。

MUJI×UR Plan 04 [Re+004] 「新千里西町」(大阪府豊中市)
このリビングと寝室では、床を全て麻畳にしました。い草の畳よりも表面が強いため、床座でも使えるし、テーブル・椅子でも使うことのできる優れものです。

- 長谷川
- また、もうひとつショッキングな写真をお見せします。こちらの部屋も、押入れを室内化し、テレビを設置するスペース等に活用できるようになっています。

MUJI×UR Plan 05 [Re+005] 「新千里西町」(大阪府豊中市)
この部屋は通常の部屋と位置づけが異なり、シェアルームを想定した仕様になっています。
8月からモニターの募集(※現在は終了しています)を開始したものと同じです。3人の方がシェアできるよう、個室を3つ設計した間取りになっています。
