紅茶の茶葉の品種は大きく2つに分けられます。 基本的には同じ椿科の木ですが、茶葉が大きくて、暑さに強く、寒さに弱いアッサム種と、茶葉が小さく、暑さに弱い中国種です。 茶葉の大きさの違いは2倍近くあり、日光をたくさん吸収する大きな茶葉のアッサム種は苦味成分(タンニン)が増えるので、発酵させて苦味をうまみに変える製法の完全発酵茶=紅茶に向くといわれる品種です。
一方中国茶は葉が半分ほどの大きさで、重なり合って生えるため、日光をあまり受けず、タンニンが少ないので渋みが薄く、発酵も弱くなります。 繊細な香りで不完全発酵茶=緑茶向きです。 緑茶やウーロン茶にはアミノ酸が含まれており、うまみになっていますが、紅茶は完全発酵させるため、アミノ酸はなくなりタンニンがうまみとなるのです。
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紅茶の新芽です。この部分を収穫します。 |