大阪から特急で2時間半、毎日お客様に召し上がっていただいている蛇紋岩米のふるさと兵庫県養父市を訪ね、田植え体験をさせていただきました。
 |
 |
蛇紋岩米とは兵庫県の北部・氷ノ山(ひょうのせん)には蛇紋岩という暗緑色、又は黄緑色の岩石でつくられた地帯があり、マグネシウム、鉄、ミネラルが豊富に含まれた土壌が特徴です。
その土壌の田んぼと自然の力みなぎる氷ノ山の湧き水、美味しい空気、降り注ぐ太陽のパワーで育った蛇紋岩米は、甘くつやがあり粘りが強い美しいお米と評判です。 |
蛇紋岩米と言っても、その土地でつくられる全てのお米が蛇紋岩米として世の中にでているわけではありません。
蛇紋岩が分布している地域でお米づくりをしている農家の方が、よりおいしいお米、また他の地域ではできない特徴のあるお米をつくるため、蛇紋岩米部会を結成しています。そしてJAと協力し田んぼの土づくりから田植え、収穫のタイミング、使用する農薬やその使用方法まで統一して行う「栽培暦」を毎年作成、その方法で栽培されたお米のみを「蛇紋岩米」として認定し販売しているのです。
「栽培暦」は毎年改善されているそうで、よりよいお米づくりのための改善はもちろん、高齢化の進む農家の方々でも無理なく栽培できる方法を配慮しながら、蛇紋岩米部会で話し合いをし、さまざまな工夫を重ねているそうです。
今回、私たちは蛇紋岩米を育てる農家の方にご協力をいただき、田植え作業を体験しました。
田んぼの泥はねっとりと粘着性があり、一度はまるとなかなか足が抜けません。
稲の苗を3、4株ごと取り一列ずつ均等に植えていくのですが、泥に足がとられ、なかなか思うようにはいきませんでした。
 |
 |

 奥は機械で植えた田んぼ、手前が私たちが手で植えた田んぼです |
|