Café & Meal MUJIでは「こだわりの逸品」として、「へぇ~、こんな風にできているんだ」「環境にもやさしいんだ」「こんなこだわりがあるんだ」等々、「なるほど」と納得できる食材を選んでいます。
ニチレイフレッシュさんが作られている「純和鶏(じゅんわけい)」もそんな食材の一つ。
美味しさや飼育方法にももちろんこだわりの理由があるのですが、特に環境に対するこだわりについてご紹介します。
まずは、
「純和鶏」ってどんな鶏?
通常原種鶏と呼ばれる祖父母にあたる鶏は海外からの輸入ですが、「純和鶏」は原種鶏も日本生まれの日本育ち。日本で育種改良された純国産鶏種です。日本人好みの弾力のあるジューシーでコクのある肉質に仕上げられています。
 生まれてから20日くらいの雛たち |
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 約60日たつと、こんなに立派になります |
循環する資源
「純和鶏」が飼育されている岩手県九戸郡にある洋野(ひろの)町は、青森県八戸市から車で30分ほどのところです。農場へ行く途中、同じ九戸郡にある軽米(かるまい)町の田んぼの真ん中で車から降りました。 稲刈りの済んだ田んぼに立っていたのは“飼料用米水田”と書かれた看板。 飼料用米?聞きなれない言葉かもしれません。 実は、純和鶏の餌になるお米を作っているのです! |
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ここでは、お米の生産調整によってできた休耕田や高齢化の影響で作付けされない水田を活用しようと、飼料用米を生産しているのです。 現在「純和鶏」の飼料にはとうもろこし、小麦、大麦等の穀物のほかにハーブを配合していますが、その中に約5%この飼料用米が配合されています。 この配合が高くなれば、鶏一羽に対する飼料穀物自給率があがる→鶏肉の自給率もあがる→国内自給率もあがります。
また、「純和鶏」の飼育農場には鶏ふんを肥料にできるプラントが設置されています。
農場で排出された鶏ふんを有機質肥料化し、資源として有効活用できるようにしているのです。
この肥料は、「純和鶏」のための飼料用米の水田にも使用されています。
「純和鶏」を育てることで地域循環型生産を構築し、地域農業の再生や食料自給率の向上に少しでも貢献したいと取り組まれています。
※この取り組みはFOOD ACTION NIPPONアワード2010のプロダクト部門で優秀賞を受賞されました。
私たちCafé & Meal MUJIでも食材として取り扱うことで、少しでもこの取り組みの力になれたらと、一部メニューで「純和鶏」を使っています。
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