充実の教育環境と癒しのせせらぎ
平城第2団地

奈良と京都にまたがる大規模住宅地、平城・相楽ニュータウン。そのなかで京都にほど近い奈良県に位置する団地があります。学校や塾があり買い物にも便利な「高の原駅」から徒歩圏内。団地の中央にはせせらぎが流れ、住民の心を癒します。今回はそんな、豊かな教育環境とせせらぎ・2日間にわたる夏祭りが特長の、平城第2団地をご紹介します。

平城・相楽ニュータウンの中心部

最寄り駅は、近鉄京都線「高の原駅」。けいはんな学研都市である平城・相楽ニュータウンの中心部に位置し、朝夕には特急電車も停車する便利な駅です。駅前に「イオンモール高の原」があり、スーパーマーケットからアパレルや雑貨など、イオンのお店をはじめとする専門店や映画館「イオンシネマ」まで入っています。

駅前にはダイナミックな立体歩道橋とロータリーがあり、それらを囲むようにして、奈良市立図書館や市民ホール・郵便局・銀行・フィットネスクラブ・ケーズデンキなど、暮らしに役立つ施設が連なっています。なかでも図書館が人気で、子どもからご年配層まで幅広く需要があるそうです。

教育と医療が充実した便利な街

駅周辺には、学習塾が非常に多くバリエーションも豊か。主要な大手はほぼ揃っているので、競合関係による指導水準の高さが期待できます。幼稚園・小学校・中学校も近隣に多数あり、子育てに最適な環境です。またLEGOブロックで世界的に有名なレゴ社が運営する体験的学習「レゴスクール」の奈良県内唯一の店舗が、駅近くのビル内に入っているということも、この街の教育レベルの高さを証明しているかのようです。

さらにもう少し団地側へ進んでいくと、総合病院である「高の原中央病院」が現れます。この病院は設備が整っていて評判も良く、朝の受付時にはいつも行列ができるほどの人気です。

豊かな自然に鳥とせせらぎ、心安らぐ団地

平城第2団地までは「高の原駅」から徒歩約9分。5階建ての階段室型53棟がゆったりとした間隔で並ぶ全1513戸の団地です。昭和47年から入居がスタートしており、敷地内には桜や藤など約100種・6700本ほどの植物がすくすくと育っています。団地の中央には、15羽ほどの愛らしいインコが大きなケージで飼われています。

なんといっても特徴的なのは、人工のせせらぎです。中央広場横の噴水池を出発地点として、団地中央にある遊歩道に寄り添うように綺麗な水が流れています。せせらぎを覗くと気持ち良さそうに泳ぐ金魚たちの姿。気温の高い季節は、水遊びをしてはしゃぐ子どもたちや、水辺に腰掛けて寛いでいる老夫婦などにも出会えます。噴水池のそばに佇む樹々は夜になるとLEDでライトアップされ、日中とは一味違った癒しを水面に映し出してくれます。

2日間の夏祭り・集会場のユニークな利用

敷地内には約10箇所もの公園が設けられているのですが、なかでも一番大きいのは、集会場と管理事務所のそばにある中央広場です。グラウンドには鉄棒やバスケットボールのゴールが。そして、端に大きな倉庫がいくつか並びます。実はこの倉庫には夏祭りの道具が片付けてあるのだとか。毎年2日間にわたって開催される夏祭りは、中央広場にやぐらを建て、みんなで盆踊りをするそうです。その周囲には多くの屋台が並ぶそう。

もちろん年に2日間の盛り上がりだけでなく、中央広場や各公園では子どもたちの笑い声が日々華やいでいます。また集会場ではコミュニティの取り組みも活発で、ユニークな企画を多数開催して団地の人々がつながるきっかけをつくっています。

※取材日(2017年10月)時点の情報になります

リノベーション住戸について

今回、MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトが手掛けた間取りはMUJI×UR plan38です。固定の壁で区切られた3Kの既存間取りを改修して、住む人が自由にアレンジできる開放的な1LDKへ。贅沢なほどたっぷりとした間隔をとって住棟が並んでいるため、窓を開けると樹々の緑をベースとしたオープンな空間が広がります。白を基調とした室内のなかを、左右の窓から風と光がくぐりぬけ、心地良い空間が生み出されていきます。

水辺の憩いと充実した教育環境のなかで子育てがしたい、というご家族には特におすすめの団地です。敷地内にはインコも金魚もいるため、動物は好きだけど共働きでペットが飼えそうになくて、というご家族にも良いかもしれません。