遺跡の森に隣接する、子育てに最適な暮らし
北本団地

埼玉県北本市に関東地方最大級となる縄文時代の環状集落があるのをご存知でしょうか。その場所は市の財産として保全され、今では住宅街に存在感のある森として豊かな緑を育みつづけています。そんな遺跡の森のすぐ隣に広がっているのが、今回ご紹介する「北本団地」です。東京都内の主要駅から団地の最寄り駅まで直通で、子育て環境と生活利便施設が充実し、東京のベッドタウンにおける住まいとして理想的な団地です。

東京都内への直通電車と約10分間隔のバス便

「新宿駅」から湘南新宿ラインで約55分、「東京駅」から上野東京ラインで約60分で、北本団地の最寄り駅である「北本駅」に到着します。北本駅周辺にはスーパーマーケット「いなげや」や飲食店をはじめとする多数の商店が開かれています。団地の敷地内にはバス停が5カ所あり、通勤・帰宅の時間帯になると約10分間隔でバス便が出ているため、想像以上の利便性に驚かされます。

北本市は、荒川と利根川に挟まれた大宮台地上のほぼ平坦な地形で地盤が強く、埼玉県内で有数の地震に強い地域です。約5000年前の環状集落「デーノタメ遺跡」や高崎線沿いの緑地帯をはじめ、歴史ある雑木林が大切に保全されています。バスの車窓から、フラットで緑豊かな街並みを眺めつつ、北本団地へ向かいます。

子どもの緑豊かな遊び・学びの場と便利な商店街

5階建てを中心とする71棟・2,094戸によって構成されている北本団地。ゆったりとした住棟間隔をつなぐ広大な芝生と多種類の植栽が印象的です。敷地内に7カ所あるプレイロットのなかには災害時の避難場所として防災施設を兼ねた広場もあり、地下収納トイレやソーラー照明灯などが設置されています。もしものときに安心ですね。

団地内に構えられたアーケード商店街には、朝6時から23時まで営業しているスーパーマーケット「Big A」や専門店、郵便局、銀行ATM、小児科・内科を扱う診療所などが入っています。さらに「栄保育所」や「北本中央幼稚園」が隣接しているのも魅力的なポイント。なかでも北本中央幼稚園は、サッカー教室や英会話教室、未就園児向けの親子教室など、カリキュラムが充実していると評判です。

地域コミュニティと北本市の手厚い子育て支援

地域コミュニティの観点からも、子育てに嬉しい要素がたくさん。世代間交流が生まれるイベントが積極的に開催されています。また、集会所はさまざまな活動の場として活用されているようです。

北本市の子育てサポートも手厚く、なかでも特筆したいのは「北本市立児童館」と「保育ステーション」です。団地から車で約7分の場所にある北本市立児童館は、朝9時から17時まで開館しており、こども図書館や工作室、大型ボールプールやクライミングウォールなどの運動スペースを無料で使用することができます。北本駅ビル内にある保育ステーションは、1日500円で対象の保育園まで子どもを送迎してくれます。

団地から車で約10分で圏央道「桶川北本インターチェンジ」に到着するため、休日のお出かけにも便利。在宅ワークにも適したこの住環境が家賃3万円台から手に入ると考えると、地元勤めだけでなく東京勤めの人々にも北本団地が必要とされていることに納得です。

※取材日(2020年10月)時点の情報になります

リノベーション住戸について

そんな北本団地で、MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトが今回手掛けたのは、52.35m²・1LDK+S(ワークスペース)のお部屋です。コンセプトは「可変するワークスペースがある暮らし」。風がくぐりぬける心地よい窓際の空間では、2パターンの仕切り方を選ぶことができます。例えば、窓際の空間を一体的なワークスペース・アトリエとして使うこと(パターン①)も、ワークスペースとウォークインクローゼットに分割して使うこと(パターン②)も可能です。暮らす人の好みや気分に合わせて、自由に変えられる空間となっています。

団地から車で10分圏内には、日本五大桜の一つに数えられている国の天然記念物「石戸蒲ザクラ」や、四季折々の植物や生き物に出会うことのできる「北本自然観察公園」があり、さらに足を伸ばせば見学や体験ができるお菓子工場「グリコピア・イースト」もあります。小さなお子さんのいるご夫婦から、いつか新しい家族を迎えたいというご夫婦も、この北本団地で自分たちらしい暮らしを見つけませんか?