MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト
トークイベント「港南台かもめ団地集会所を核とした港南台地域コミュニティのこれから」

※このレポートは、2023年2月4日に無印良品港南台バーズ店で行われたトークイベントの模様を採録しています。

山下
みなさま、こんにちは。UR都市機構神奈川エリア経営部の山下と申します。本日は多数の方にお集まりいただき、誠にありがとうございました。ご登壇者の皆様からの多種多様なお話を興味深く聞かせていただきました。私どもURは冒頭にもありましたが「社会課題を超えていく」をワンフレーズとして掲げさせていただいております。URは都市再生や災害復興支援、海外展開支援など、それぞれの分野ごとに取り組んでおりますが、私ども賃貸住宅部門は安全安心で快適な居住環境をお届けするのが根幹です。それに加えて団地の周辺の地域にお住まいの方に対しても還元をしていきたいと考えています。例えば、これまで団地の建て替えの際に土地の高度利用を図りまして、新しい敷地を生み出し、そこに地域に求められている新しい機能を誘致することもやってきました。最近ではさらに地域医療福祉拠点化にも取り組み、団地や周辺地域にお住いの方が住み続けられるように日常的に貢献していきたいと考えているところでございます。

団地を街に開いていこうとすると、私どもURと団地にお住まいの自治会の皆様だけではなかなか実現できません。先ほど港南区さんからお話がありました自治会町内会の皆様や今日お越しいただいているというケアプラザさん、区社協さんなど、すでに地域で活動しておられる方々と連携して初めて実現できると考えています。私たちは、既にいろいろなところで団地や地域活性化の取組みを進めているところですが、今回は港南台かもめ団地の取り組みを、すでに横浜市とタッグを組んでおられ、加えてこのような大規模な店舗を構えている無印良品さんのように強力なパートナーと一緒にできることはなかなかありません。ですので、いろいろな可能性が広がってくることを期待に胸を膨らませています。ぜひとも皆様と一緒に連携させていただき、どんどん地域に広げていきたいなと考えております。

話は変わりますが、この港南台の街というのはもともとJR根岸線が根岸駅で止まっていたのが大船に向かって延伸してきたなかで、それと平行してURの前身である日本住宅公団が土地区画整理事業をすることで街開きをした街です。このJR港南台駅が開設されたのが昭和48年ということで今年が50周年にあたります。その節目の年にこのような新しい取り組みをさせていただけることを嬉しく思います。50年前のまちづくりは土地区画整理事業という何もない土地に新しい街を作っていく取り組みでした。すでにさまざまな活動があるなかでこれからの50年に向けた新しい形のまちづくりを、ぜひ今日お越しいただいた皆様と一緒にやっていきたいという私の気持ちをお伝えしてご挨拶と代えさせていただきます。これから長いお付き合いにしていかなければいけないと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
司会
どうもありがとうございました。これからの港南台の地域の暮らしと盛り上がりが楽しみになった会になったかと思います。私も港南台の地域の皆様と活動をしていくなかで皆様がすごく柔らかく話していただけるのですごく楽しく活動ができております。私たちの店舗もありますが、住民の方々と話をさせていただきながら一緒に協力を得ながらやっていけたらいいなと思いました。それでは以上をもちましてパネルディスカッションを終了とさせていただきます。本日はありがとうございました。