MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト
トークイベント「港南台かもめ団地集会所を核とした港南台地域コミュニティのこれから」
パネリスト:
岩元 隆道氏
港南区区政推進課 地域力推進担当課⻑
石川 和子氏
良品計画 営業本部横浜事業部コミュニティマネージャー
玉木 貴明氏
UR都市機構 神奈川エリア経営部 ウェルフェア推進課 課長
豊田 輝人氏
MUJIHOUSEリノベーション事業部 部長
- 司会
- 本日は「MUJI×UR」のトークイベント「港南台かもめ団地集会所を核とした港南台地域コミュニティのこれから」にお越しくださり、誠にありがとうございます。まず本日のパネルディスカッションの趣旨について、UR 都市機構神奈川エリア経営部ストック活用計画課中村様、よろしくお願いいたします。
- 中村
- UR都市機構神奈川エリア経営部の中村です。私は神奈川エリア経営部で神奈川の団地を管理するセクションで「MUJI×UR団地まるごとリノベーションプロジェクト」を担当しています。今回の取り組みは神奈川県初のということもあって、このようにご紹介できる場をいただけたこと感謝いたします。本日は最後までよろしくお願いします。
- 中村
- 初めに我々URのご紹介をさせていただきます。URは「独立行政法人都市再生機構」と申しまして、大きく4つの柱を持っています。それぞれ簡単に申し上げますと1つ目は「都市再生」、例えば駅前市街地の再開発の調などを行っています。2つ目は「賃貸住宅」、賃貸住宅の管理と住環境の向上を目指しています。3つ目は「災害復興」、阪神淡路大震災や東日本大震災、熊本地震などの復興や復旧に取り組んでいます。最後が「海外展開支援」で、民間企業が海外で都市開発をする際のお手伝いを行っています。以上4本柱で社会課題を超えていくというスローガンのもと日々取り組んでいるところです。
港南台かもめ台団地も賃貸住宅ですが、ここで柱の一つである「賃貸住宅」についてもう少し紹介させていただきます。賃貸住宅事業では住宅の改修などによる資産価値の向上のほか、屋外環境の整備による住環境の向上、さらには地域コミュニティの支援を行うことで持続可能な団地づくりを目指しております。
- 中村
- 続きまして、本日のイベントについてお話します。
1月24日に「MUJI×UR 団地まるごとリノベーションプロジェクト 港南台かもめ団地でスタート」というニュースをHPやメディアで公表しました。結果、各方面から多くの注目をいただきました。本日は特に港南台地域の皆様に取り組み内容や目的を直接お話しすることでより詳しく知っていただくために開催しました。
「MUJI×UR」とは住宅の改修です。特定の年齢層に偏ると地域の活性化は難しくなるため、これまで画一的だった住宅をMUJIHOUSEさんと協力して改修することで若い方や多様な方にお住まいいただいて団地の活性化を図りたいという思いで始めました。
「MUJI×UR団地まるごとリノベーションプロジェクト」とは、「MUJI×UR」の進化版です。住宅改修による価値向上、屋外部分や共有部分の改修による環境整備、地域コミュニティの活性化の3つの柱を一つの団地の中でまとめて体現するための取り組みです。 その取り組みを港南台かもめ団地で実施する理由ですが、も無印良品港南台バーズ店さんと港南台かもめ団地が近接している立地条件があります。しかし、最大の理由はこれまでも地域課題の取り組みとして横浜市さんと良品計画さん、MUJI HOUSEさんとUR、横浜市港南区さんとURと、それぞれが連携することで活動を行ってきました。そこで今回、この港南台かもめ団地を核として地域課題を一緒に解決したいという思いから選定しました。
このプロジェクトはMUJI HOUSEさんと我々の2者だけではなく、自治会さんなど地域の関係者の皆様のご協力があって初めて成り立つものですので、今後ともご協力よろしくお願いします。以上、私の挨拶とさせていただきます。
- 司会
- ありがとうございます。それでは、よりよい地域生活となるための様々な団体の取組について、港南区区政推進課岩元様、よろしくお願いいたします。