MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト
1/25 MUJI×UR イベント 「団地リノベーションここだけの話」

※このレポートは、2025年1月25日(土)に無印良品 グランフロント大阪で行われたトークイベントの模様を採録しています。

part3:URオリジナルプランについて
松枝
ありがとうございます。
ここまではMUJI×URのプロジェクトの取り組みについて紹介させていただきました。
続けて、URさんオリジナルの取り組みも少し紹介をさせていただきたいと思います。
二宮
よろしくお願いいたします。
URのオリジナルプランの説明の前に、UR都市機構についてご紹介をさせていただきます。
二宮
URは都市再生部門と賃貸住宅部門、そして災害復興を3本柱とした会社になります。
その中の賃貸住宅部門では、団地の管理や住戸のリノベーションも行っています。
団地のリノベーションのうち、MUJI×URについては先程詳しく紹介をしていただきましたが、URでもオリジナルのプランをたくさんつくっています。その中の1つで、私が担当させていただいている、泉北竹城台二丁団地のプランを今日は紹介させていただきたいと思います。

泉北竹城台二丁団地は、大阪の堺市にある団地で、泉ケ丘駅から徒歩10分くらいの便利な場所にあります。
二宮
写真からでも伝わるかなと思うのですが、緑が豊かな屋外環境が魅力の1つです。
建設から50年以上経った団地なのですが、これからもより多くの方に選んでいただきたいと思い、従来のお部屋にデザインを加えたプランを展開しています。
二宮
こちらが改善前と後の間取り図になるのですが、元々4畳のキッチンと2畳の和室が分かれていたところを、間のふすまを撤去することでダイニングキッチンとして広く一体的な空間で使えるようにしました。
その他のお部屋は、大きく間取りなどは変えず、元々の間取りを生かしながらお部屋に「ちょい足し」して雰囲気を変えることを目指したプランになっているので、そのままですが「choi+(ちょいたす)」という名前で呼んでいます。

こちらが実際の物件の玄関を開けて目の前の写真になるのですが、元々は正面にある白い壁とふすまがあったところに可愛らしい壁紙を貼りました。壁紙が変わるだけでも結構印象が変わるかなと思います。
玄関の照明を人感センサー付きのものにしました。温かみのある色味の光を選んでいるので、お家に帰ってきた時に、安心できるような空間にできたかなと思っています。
二宮
左側の写真も玄関の写真になるのですが、元々なにもなかったところにシューズボックスとその上にハンギングバーを取り付けています。
二宮
シューズボックスの上やハンギングバーに住まわれる方の好きなものを飾って、雰囲気をアレンジできるようにしています。

水回りですが、洗面器もスタイリッシュなものに取り替えたり、トイレも少し周りの雰囲気と合わせて床や壁の色を選んでいます。
二宮
最後に和室ですが、こちらもお部屋全体で統一感が出るよう壁紙と木部の色を変更しています。床は畳のままで変わっていないのですが、壁が変わるだけで結構印象が変わるかなと思っています。
松本
ありがとうございます。自分で言うのもあれなのですが、MUJI×URのお部屋は結構とがったお部屋なので、住む方によってはURさんがオリジナルで作られているお部屋の方が温かみがあって住みやすいと感じる方もいらっしゃると思います。
選択肢がたくさんあることが選ぶ方にとっては大事だと思うので、こういったURさんのオリジナルで作られているお部屋もあるし、MUJI×URみたいに尖ったお部屋もある中でご自身の暮らしに合ったお部屋を選んでいただけたらいいなと思っています。
二宮
そうですね。他の団地でも色々なプランを展開しているので、もし気になってくださった方がいらっしゃいましたらぜひ、ホームページなど覗いていただけたら嬉しいなと思います。